二中ブログ

【PTA総会校長あいさつ3】050502

 最後にPTAと一緒に考えていきたいことやご理解いただきたいことを3点

  1点目。これまでも悲惨な虐待事件が多く報道されることがありました。学校や地域はその情報をつかんだ時に児童相談所等へ通告する義務があります。知っていたのに何もしなかったという不作為が最大の罪。保護者からは事情を聞いて、学校で通告するかしないかを判断するという事はできないことになっています。これは空振りでもよいというスタンスです。

 私たちが子どもの頃と今とでは虐待に関する社会の捉え方は大きく変化しており、しつけだから、自分もされたことだから、叩かれて良くなったから等の認識を変え、保護者間で子育ての互いの悩みを共有できる取組を進めたいと考えるところです。

  2点目。SNSの利用に関して。

 SNSで知り合った人に実際会ったことがある人の割合は、実に40%から50%恐ろしい数字です。

 昨年度末は中学生や高校生、中には大人の回転寿司店での「迷惑動画」、もとい「犯罪動画」が繰り返し報道されました。彼らは全世界に向けて発信しているという意識はなかったはずです。仲間内だけの悪ふざけが、他者によって全世界に発信され、自分のみならず家族まで特定され全世界にさらされる。

 現在、就職の際は応募票を出した段階で過去にアップした発言や画像を調べるといいます。匿名でも、IPアドレスをたどっていけば確実に本人が特定できる。消したとしても、その人が過去につながっていた友達から調べていく。

 誤解がないように聞いていただきたいですが、子どものすることです。SNS利用に関しては子どもを信頼はしても信用はしないことが大事です。使い方のレベルは子どもたちの方がはるかに上です。

 また、子どもが交通事故を起こしたからと言って、自動車学校に電話をかける人はいません。事が起こったときは買い与えた者として、責任と覚悟は必要です。