二中ブログ

【これからです】050705

 吉田教頭先生からみなさんへ 

 私が、竜北中学校に赴任した1年目の中体連大会の思い出です。

 女子バスケットボール部の決勝戦。相手は宿敵八代二中。両チーム一歩も譲らず最終第4クウォーターへ。八代二中が1点リードで残り数秒。竜北中のキャプテンがシュートを打った時に八代二中がファール。竜北中がフリースローを得ました。1本で同点。2本で逆転です。シュートを打つのはキャプテン。周りの期待を一身に背負って投じたボールは非情にも2本ともリンクに嫌われ、ゲームセット。

 私はバレーボール会場にいたので、これは、聞いた話ですが、その場面が手に取るようにわかりました。そのキャプテンは私の担任している生徒でした。彼女の気持ちを思うと、打ち上げどころではありませんでした。夜に電話しようとも思いましたが・・・ やめました。
 翌日は振替休業日だったので、少し気持ちの整理がついたのかもしれません。生活ノートに彼女の思いが綴られていました。「みんなの期待を裏切ってしまい申し訳なかった。自分の弱さが情けなかった。でも、自分にしかできない経験ができた。このことは絶対忘れない。この経験をバネに強い人間になる。だから明日は笑顔で登校する。」というような内容だったと思います。私は、この文章を見て涙が止まりませんでした。
中体連を終えた3年生。部活動で何を学びましたか?終わった後に何が残りましたか? 
部活動は引退しますが、部活動で学んだことを発揮するのはこれからです。