二中ブログ

【秋の歌】051009

 すっかり秋めいてきました。百人一首は春の歌が8首、夏が4首、冬が5首。秋の歌は20首あります。歌を詠んだり、絵を描いたり、良い季節ですね。

 秋の田の かりほの庵の 苫をあらみ 我が衣手は 露にぬれつつ  天智天皇

 奥山に もみぢふみわけ なく鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき   猿丸太夫

 ちはやぶる 神代もきかず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは  在原業平朝臣

 このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに 菅家(菅原道真)

 村雨の 露もまだひぬ まきの葉に 霧たちのぼる 秋の夕ぐれ 寂蓮法師

 きりぎりす 鳴くや霜夜のさむしろに 衣かたしきひとりかも寝む 後京極摂政前太政大臣