二中ブログ

【モス日通信④】070617

モス日通信④070617.pdf 

 今回のモス日通信の内容は地下鉄です。モスクワの地下鉄は、放射状に広がっていて大変便利です。地下鉄の運賃は、1回乗車で67ルーブル(約120円)の一律です。これは、1度改札を通ったあと改札を出なければ、何度乗り換えをしても67ルーブルです。つまり、1駅乗車しても、3回乗り継ぎして10駅乗車しても67ルーブルです。

 また、モスクワは電子決済が進んでいて、地下鉄をはじめとする公共交通機関はすべてカード決済です。現金での支払いはできません。モスクワでは、トロイカと言われるPASMOやSuicaみたいなICカードで支払います。

 モスクワの地下鉄は芸術の街とあってすべての駅が美術館ではないかと錯覚するほど綺麗です。その中でも今回は理科に関する駅の紹介です。上の写真にある人は誰だかわかりますか?ヒントは周りに書いてあるアルファベットです。理科が好きな人はわかりますね。正解は元素周期表を考案したロシアの科学者「メンデレーエフ」です。この写真は“メンデレーエフスカヤ”という地下鉄の駅です。化学者メンデレーエフにちなんだ駅で、その名にふさわしく、化学にちなんだユニークな装飾が施されています。シャンデリアは分子模型をかたどったようなデザインで、顕微鏡を覗いているようなモチーフの装飾も見られ、まるで化学実験室にいるような不思議な空間です。

 また、ドブリンニンスカヤという駅には写真のような化石の模様があり歴史を感じるとともに芸術性が高い駅です。モスクワの地下鉄駅は270以上存在し、便利なだけではなく、歴史的芸術的価値が高いと言われています。今回の テーマは地下鉄でした。次回も楽しみにしていてください。