二中ブログ

【四知】070614

 校内の生徒指導部会のまとめで、子どもたちにもってほしい感覚として先生方に話した内容です。

 中国の後漢の時代、楊震(ヨウシン)というとても思慮深く潔癖な人が、郡の長官である太守として赴任する途中のこと。ある夜、地方役人であった王蜜(オウミツ)は、楊震のおかげで昇進できた御礼としてお金を渡そうとした。楊震が「あなたは私の性格を知っているのに、なぜこのようなことをするのですか。」と言って受け取りを断ると、王蜜は「今は夜ですし、このことは誰も知りません」といってそれでもお金を渡そうとした。

 その時、楊震は「天知る地知る我知る子知る」天が知っている、地が知っている、私も知っている、子(あなた)も知っている。どうして誰も知らないと言えるだろうか。」と言って、不正や悪事はかならずばれるものであるということを諭しました。王蜜は恥ずかしくなってお金を渡すことを止めました。「後漢書 楊震伝」