二中ブログ

【立岡選手引退】061028

 昨日、東京読売巨人軍の立岡宗一郎選手が現役引退を表明しました。同じ田浦中出身者としてずっと応援してきました。彼が2年生の時に郡市中体連大会で見たのが最初でしたが、こんな中学生がいるのかと驚きました。

 鎮西高校に進み、2008(平成20)年のドラフト会議でソフトバンクから2位指名、2012(平成24)年にジャイアンツに移籍。左肘靭帯断裂によるひじの痛みから右打ちから左打ちに変更。またその後も左膝前十字靱帯損傷による登録抹消、育成再契約などを経て支配下登録に復帰。いぶし銀の活躍を見せました。

 2022(令和4)年4月9日、スワローズとの5回戦。同点で迎えた延長10回、立岡宗一郎選手はプロ初のサヨナラ本塁打を放ち、3対2でジャイアンツが勝利しました。

 「今シーズンに入って初めてのヒットがサヨナラホームランでした。14年目の今シーズンにどんな思いで入りましたか。」というヒーローインタビューに

 「毎年競争が激しい中でどうやって自分の価値を出すかっていうのを毎年一生懸命考えているので。正直苦しいことばっかりでいつかこういう日が来ると思って練習頑張ってこれたので今日は良かったです。」と答えていました。

 昨年、自由契約となった選手の平均年齢は27.1歳、平均在籍年数は6.8年という厳しい世界です。立岡選手の「いつかこういう日が来ると思って練習頑張ってこれた」がどれほどのものか想像に難くありません。

 田浦中に勤務していた緒方先生(中学生時代の野球部監督)を訪ねてきた時に立岡選手に会いましたが、聞いていた通りの本当に人柄の良い青年でした。16年間お疲れさまでした。今後のご活躍を心から応援しています。

 後日談:立岡選手は3軍のコーチに就任することが決まりました。緒方先生に「指導の仕方を教えてください。」という電話があったそうです。「中学生しか教えたこつのなかもんに聞くな。と返事した。」と、嬉しそうに話されていました。