二中ブログ

【桜】070326

 世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし(在原業平・古今集・伊勢物語)

 たぶん土・日のどちらかで二中の桜も開花宣言だったようです。和歌に登場する花は万葉集の頃までは「梅」、平安初期からは「桜」とか。以下四首は百人一首から桜の歌。

 花の色は 移りにけりな いたづらに わが身世にふる ながめせしまに(小野小町)

 久方の 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ(紀友則)

 いにしへの 奈良の都の 八重桜 今日九重に にほひぬるかな(伊勢大輔)

 高砂の 尾の上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ(大江匡房)

「さくら」の名前の由来は(諸説あります)

〇春に里にやってくる稲(サ)の神が憑依する座(クラ)から。

〇「咲く」と複数を表す「ら」を加えたもので、元来は花の密生する植物全体のこと。

〇富士の頂から種をまいて花を咲かせた「木花之開耶姫(コノハナノサクヤヒメ)」から。

ついでに「世の中に たえてテストの なかりせば 中学生の心は のどけからまし」