二中ブログ

【第1回定期テスト迫る】050621

来週の今日から第1回定期テストです。

 若い人にインタビューをして、答えることができないことを「常識なのに。」と笑うような番組もありますが、子どもの教科書を開いてみてください。特に「地理」、「歴史」の内容は昔と大きく変化しています。知らないのではなく、習っていないのです。逆に、今の子どもたちに世界最古の人類を「アウストラロピテクス」と答えたら笑われます。現行の教科書では「サヘラントロプス・チャデンシス」です。

 ネットにこんな記事がありました。テストで「インドで、小麦粉からつくられているパンはなんですか。」と言う問題。とある生徒の解答は「そうです。」

 笑い話にしてしまうのは簡単ですが、出題の意図がきちんと伝わるようにするにはどのような設問にすればよかったのでしょうか。

「文末を“パンの名前を答えなさい。”」これでは食パン、フランスパンもつくっているとすれば正解になってしまいます。

「“なん”を漢字で“何”にする。」にするのも良いでしょう。

しかし、「そもそもインドで一般的に食べられるのは“チャパティ”や“米”が主流なので、“ナン”を答えさせるのはクイズレベル。」、「すべての教科書で扱っているわけではない内容を問うのは、学習の定着度を測るのに適当ではない。」などこだわりの多い社会科担当者同士であればいろいろな意見が出ます。なかなか面白い話ではありますが、突っ込みどころ満載でこの記事は本当なのかと考えるところです。 

 さて、第1回定期テスト。初任の社会科担当F先生がどんな問題を作っているか楽しみです。