二中ブログ

【秋の歌】061006

 朝夕は随分涼しくなってきました。昼間に学校の草刈りをしていても日向と日陰の気温差を感じます。朝の散歩に出る時刻も暗くなってきました。やっと秋を感じます。

 百人一首には春の歌が8首、夏が4首、冬が5首。秋の歌は20首あります。中でも、紅葉の歌が多いのは、藤原定家が『百人一首』を編纂した京都・嵯峨野(小倉山・嵐山)が紅葉の名所だったからだそうです。修学旅行では紅葉が残っているかな。

 奥山に もみぢふみわけ なく鹿の 声聞く時ぞ 秋はかなしき 猿丸太夫

 このたびは ぬさもとりあへず 手向山 もみぢのにしき 神のまにまに 菅家(菅原道真)

 小倉山 峯のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ 貞信公

 山川に 風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり 春道列樹

 嵐吹く 三室の山の もみぢ葉は 竜田の川の 錦なりけり 能因法師