二中ブログ

【卒業生代表答辞1】060311

 

 1年生。初めての体育大会、初めての文化祭。何もかもが初めてで、私たちを優しく導いてくださった先輩方を一生懸命に追いかけることしかできませんでした。はしゃぎ過ぎて、入学してすぐに先生に叱られたことも、今では懐かし思い出です。新しい仲間たちとの集団宿泊教室は、色々な活動をする中で友達との仲を深め、中学校生活で大切にしていくべきことを学びました。

 2年生。修学旅行ではたくさんの寺院を巡る中で、集団行動の大切さを知り、仲間との絆を深めることができ、中学校生活での良い思い出です。立志式では、一人一人が座右の銘とそれに込めた自分の思いを語り、自分の言葉に責任感を持ち、実行しようという気持ちになり、大人への一歩を踏み出すことができました。職場体験学習や修学旅行などの行事で、外に出る機会が増え、学校の代表としての自覚も芽生えました。

 そして、中学校最後の年、3年生。1、2年とは違い、すべてに「最後」が付く年になり、やる気に満ちた一年が始まりました。中学最後の体育大会が始まると、練習にも熱が入りました。上手くいかないことや苦しいことも多くありましたが、仲間と一緒だったからこそ乗り越えることができました。

 当日は、生徒会スローガン『挑戦・開花・躍進』のもと、赤団は『百花繚乱』、青団は『龍翔鳳舞』のテーマのもと、応援団長を中心に全員が輝き、私たちにしかできない感動的な体育大会になりました。

 中学生最後の郡市中体連駅伝大会。男子は優勝し、県大会への切符をつかみました。惜しくも県大会出場を逃してしまった女子メンバーの思いも背負い、県大会に向けて、今まで経験したことのないとても良い雰囲気で、きつい練習を乗り越え、チーム内での競争力も更に上がりました。県大会の選考会の翌日、ミーティングで、涙しながら語り合った仲間たちを絶対に忘れません。

 そして迎えた当日、体調不良者も出る中、駅伝メンバー全員が心を一つにして、本番に臨みました。結果は五位入賞と、本来の目標であった九州大会出場は達成することはできませんでした。しかし、それ以上の学びを得ることができました。共に走り、共にたくさんの汗をかいた仲間、精一杯応援してくれた仲間、プレッシャーを背負いながら、たすきを繋いでくれた後輩たち。たくさん迷惑をかけたけれど、一緒に走ってくれてありがとう。次はみなさんにたすきを渡す時になりました。日々練習に励み、仲間と支え合い、伝統を繋いでいってください。