二中ブログ

【しらっぺ】060724

 大学生の時、熊本市周辺出身の友達から指摘されたのが、「ば」で打ち切る表現です。
 芦北方面では、「勉強せんば(いかんたい)」、「きつかばってん走らんば(強ならんぞ)」、のように、( )の中まで言わず「ば」で打ち切ることが多いのですが、友達には違和感があったようです。よく「狸がおってさ。」と続けられました。
 初任校は菊池郡の西合志南中でした。生徒の言う「えじい(怖い)」がまったく何のことやら。人吉二中に転勤した時は、生徒から相づちの表現の「じゃ」について、「友達には“じゃ”、先輩には“じゃっです”、先生には“じゃっとです”」と使い分けていることを教えてもらいました。
 高校卒業以来、18年ぶりに水俣に帰り、水俣二中に赴任しました。ちょうど、津奈木中出身の M 先生(現湯浦中・理科)がいらっしゃいました。4月最初の職員会議の資料の帳合いをしている時、M 先生から出たのは「こら“しらっぺ”やった。」数十年ぶりに聞きました。津奈木でもこのような言い方をしていたようです。
 令和になりましたが、職員室でたまに聞こえる懐かしい表現を嬉しく聞いています。