二中ブログ

【ごあいさつ】050716

PTA新聞の元原稿です。新聞原稿は紙面の都合で短くなっています。

 平成14年度から教諭として8年間、平成24年度から教頭として3年間。そして今年度、3度目の勤務を命じられました。今年で12年目、教職生活の3分の1は水俣二中勤務。地域の方や以前の保護者の皆様から「お帰りなさい。」、「でしょうね。」の声をいただき嬉しく思います。毎朝、正門付近の草取りや掃除をしていますが、「以前もされていましたよね。」という声をかけていただきました。顔は何となくでも体の大きさとやっていることを記憶に残していただいていたのがありがたいです。もはや我が母校という思いで日々勤めています。

 最初の勤務の頃のこと、運動場の「風・格・の・あ・る・二・中・生」の看板の文字の順序が入れ替えられていました。二中職員への、二中生への突き付けであると思いました。皮肉が聞いています。入れ替えられた言葉は「風・格・あ・る・の・二・中・生」です。

 2度目の勤務の頃のこと、卒業生からのメッセージ「教頭先生は何をしているかよく知らないけど、私たちのために・・・。」授業にも行っていたのに、部活にも行っていたのに。教頭先生ではなく、名前を記憶されるようにならんといかんなと、個人的に突き付けられました。

 そして3度目の勤務。PTA総会や行事などの時に対面で、日々更新するホームページで、二中生の風格ある姿や二中の活動、ついでに校長が毎日何をし、何を考えているかを常に発信していきます。HPは現二中の保護者のみならず、他校の先生方など毎日たくさんの方に読んでいただきありがたいです。二中の様子が確実に伝わっています。

 学校経営の土台となっている考えは「中学校は義務教育最後の学校」だということです。成人までの前段階の貴重な3年間です。社会生活で活きる知識や技能、課題に対応する能力、学び続けようとする意欲、人や社会と関わり助け助けられる力。より良く生きる力を身に付けさせる。子どもたちへの一つ一つの働きかけは「自律と自立」をゴールにしているということを学校と保護者、地域で共有しましょう。

 二中職員のゴールは?旧三中の12代校長を務められた宮本勝彬元市長から教えていただいた「飯のタネに仕事をするのが教員、勉強や技能を教えるのが教師、生徒の心に灯を点すのが先生。」という言葉を二中の先生方にも伝えています。ゴールは「先生」の名に恥じない先生となることです。

2学期もよろしくお願いします。