部活動キャプテンから後輩へ vol.3 ~男女バレーボール部キャプテン~
今週は1,2年生のテスト期間で、下校時刻が早くなる日があります。 3年生も受検に向けてそれぞれ頑張らねばなりません。時間を有効に使って欲しいと思います。 今回の部活動は男女バレーボール部です。 〇男子バレーボール部 キャプテン 山下來輝さん タイトル「思い出は心の灯火」 『キャプテンとしての1年間、部員としての2年間この二つは全然違うようにとらえました。部員としての2年間は、できるだけ先輩にたくさんボールがいくように一生懸命ボール拾いや、応援などをしました。2年生の途中から先輩と一緒に練習に参加することはあったけど、それでも先輩の背中を追いかけることで必死でした。 キャプテンになってからの一年間は追いかけるのではなくお手本を見せる一年間となりました。三年生としてだけでなく、キャプテンとして部員を引っ張っていく責任をとても感じながら練習に取り組んでいました。 3年間で成長したことは2つあります。 1つは団結力です。バレーという競技は個人で行うことはできません。だからこそ部員のみんなで力を合わせて頑張るという団結力を身に付けることができたと思います。 もう1つは自分が嫌われてでも怒るということです。キャプテンは部をまとめないといけません。だから、勝手に行動をしている人がいたり、みんなの迷惑になるようなことをしていたりしたら注意をしないといけません。もちろん後輩からはあの先輩は厳しいなとか思われるかもしれないし、同級生からも、厳しいと思われるかもしれません。それでも部をまとめないといけないキャプテンは言うしかありません。前までの自分だったら嫌われるのが嫌でそんなこと言えなかった思います。 でも、中学生でキャプテンという役を担い、自分の心を鬼にすることができるようになりました。キャプテンという役割は中学生で1度しか経験できない特別な体験です。キャプテンが一番怒られるし一番動かないといけない。だからきつくてやりたくないという人もいるかもしれないけど、自分はキャプテンという立場を経験することができてとてもよかったなと思いました。自分はキャプテンにもかかわらずみんなに迷惑をかけ何回も顧問の先生にキャプテンとしての自覚がないと言われました。いわれたときは悔しかったしとても悲しかったけど、今思うとその経験もキャプテンだからこそできて、もっと自分を成長させることのできるチャンスだったんだなと思いました。 キャプテンは部員の一番の手本にならないといけません。キャプテンがしっかりできていなかったら部員をまとめることなんて絶対に不可能です。だからこそ、日常生活から凡事徹底を守りプラスアルファをたくさんしました。キャプテンという役割はとてもきつく大変だったけど、いろいろなことを体験することができとてもよい経験をすることができました。 一番印象に残った試合は郡市中体連大会です。これまで天草の試合でなかなか勝つことのできなかった、中学校に最後の最後で勝つことができました。あの時は足の限界もみんな近かったけどそれでも一生懸命勝負に挑み勝つことができました。 最後に後輩に伝えたいこと。まずはこれからキャプテンになる人へ。優しさを出すのは全然いいことだけど、たまにはしっかりと怒りましょう。何も言わなければそれが続いていきいつかは手のつかないとこにまで行ってしまうかも知れません。あと、何事でも最後まであきらめずにしてください。キャプテンが何かしらをあきらめたりやめたりすると、もう引っ張る人はいません。キャプテンが最後の砦だからこそ、何事も最後まで努力してあきらめないでください。そして部員のみんなへ、練習や試合を経験すればするほど何かしらの躓き、怒られたりすることもあると思います。そこで、その言葉をしっかり前向きにとらえてください。先生の言葉は自分たちにまだ可能性があるから言ってくれています。最後まであきらめずに一生懸命に取り組んで下さい。 本渡中男子バレーボール部としての時間は長いようで短いです。一日一日を大切にして仲間と楽しい思い出を作ってください。』 〇女子バレーボール部 キャプテン 金子楓亜さん タイトル 「 受け取ったものを、次へ 」 『私が中学校に入学して初めてバレー部に入った日、三年生のキャプテンの先輩の姿が強く印象に残っています。プレーが上手いだけでなく、コートの中心で声を出し、チームを引っ張る姿を見て、「いつか自分もあんな人になりたい」と思いました。その憧れが、私がキャプテンに挑戦しようと決めた理由です。 キャプテンになってからは、誰よりも声を出し、周りを見ることを意識しました。コートの中では全体を見渡しながら、自分のプレーも崩さないよう必死でした。調子が上がらない人がいれば声をかけ、できるだけ多くの人とコミュニケーションを取ろうと心がけていました。だけどうまくいかないことも沢山ありました。チームの問題はすべて自分に回ってきて、そのたびにどう解決すればよいのか悩みました。試合で厳しい状況でも声を出し続けていましたが、周りが気持ちに応えてくれないと感じた時、心が折れそうになり、声をかけることを諦めてしまったこともあります。 その時に、先生に「楓亜が諦めたらだめ。楓亜が笑顔じゃないとだめなんだよ。」と言われました。その言葉は今でも私の中に残っています。その日をきっかけに、一人で抱え込まず、周りを頼ることを覚えました。 また、自分だけのバレーノートを作り、目標や練習、試合の感想を書き続けました。文字にすることで考えが整理され、前向きにチームと向き合えるようになりました。時には嫌われる覚悟を持つことも、キャプテンとして大切だと気づきました。 キャプテンを経験したことで、リーダーシップが身につき、人前に立つことが苦手だった私も、自分の意見を伝えられるようになりました。引退した今、当たり前だと思っていた時間が、どれほど恵まれた時間だったのかを実感しています。 もしキャプテンになりたいと思う人がいたら、自分はどんなチームを作りたいのかを大切にしてほしいです。プレッシャーや不安はありますが、それを乗り越えた先には、部活をもっと好きになれる時間が待っているので頑張ってください。』