湯浦中ブログ

【スマホのルール】021111

 少し前の新聞に、「熊本市教育委員会の校則についてのアンケートで、熊本市立小・中・高等学校のおよそ3人に1人が見直しの必要性を訴えたことがわかった。」という記事が載っていました。私たちも納得できるもの、すでに改善しているものもありましたが、?もあります。

 保護者の意見の抜粋に「スマートフォンやゲームなどの利用時間を決めてほしい。各家庭でルールが異なるため困る。」というものがありました。何と回答しましょう?

 私にお電話をいただいたら「学校は勉強するところですから、中学生として最低限このくらいはという家庭学習の時間は示しています。もちろん、それ以上やっても全然構いません。中学生に必要なだいたいの睡眠時間も示しています。しかし、スマホ、ゲームは学校で購入を推奨しているものではありません。各家庭でルールを定め、子どもに守らせることができなければ買わない。たったこれだけのことです。」と回答したいと思います。

 ただ、気持ちはわかります。NTTドコモの調査では、親とスマホのルールを決めていた中学生は49%、しかし、そのうちの63%が「親と決めたスマホルールを破った経験がある」と回答。しかも79%の中学生が、初めてスマホルールを破ったのは、購入から半年未満と回答しているそうです。

 また、有害サイトの閲覧経験がある子どもは3人に1人、スマホに関連して親に伝えていない、または隠れてやっていることは、

・有害なサイト(成人向け・暴力的・出会い系)を閲覧したことがある:30%

・マンガ・音楽などの違法アップロードサイトを閲覧したことがある:19%

・フリマアプリを使ってお金を稼いだことがある:14%

 さらに、「詐欺と思われるサイトにアクセスしてしまった際に、親に相談・共有をしましたか?」の問いには、79%が「相談・共有はしていない」と回答しています。

 「うちはルールを決めています。3人に1人は約束を守っているようですし、全国平均ですからうちの子どもは当然、湯浦中生は全員が守っている1人に入っているはずです。」と言い切れない方には、本人が責任をとれない未成年の間は、いろいろな覚悟が必要なようです。高い使用料を払わされた上に、すべての責任を取らされる。やおいきません。