湯浦中ブログ

【PTA新聞より】030719

 本校の学校経営グランドデザインは、職員が水や肥料となる様々な教育活動をかけ、太陽のように照らし、子どもたちは大輪の花を咲かせるとともに、星のようにきらめくという姿を表現しています。

 生徒と教師は両輪となって目標を目指す。学校生活も学びも生徒と先生が一緒につくる。みんなでつくる。どちらか片方の車輪だけ回転が速ければその場をぐるぐる回るだけです。生徒も職員も「中学校は義務教育最後の学校」であるということを念頭に置き、「自律と自立」、「ルールからモラル・マナーへ」を合言葉に、学校教育目標「自立心にあふれ、夢を実現する生徒の育成」の具現化に取り組んでいるところです。

 ところで、「お茶」のおいしさが分かるのは人間だけだそうです。他の生き物は、「苦いものは毒だ」という反応だそうですが、人間だけが「苦み」の先に「美味さ」があることを想像し、吐き出さずに味わうことができるそうです。

 この3年間は子どもたちを「鍛え・育てる」時間。「嫌なこと」あります。「辛いこと」あります。「したくないこと」山ほどあります。「楽しいこと」自分たちでたくさん作り出すことができます。集団生活の中でそれらにどう向き合っていくか、「苦み」を越えた時にどのような「味わい」が待っているのか。保護者・職員、大人が経験を語りましょう。

 繰り返しになりますが、中学校は義務教育最後の学校です。充実した人生を切り拓いていくための最低限の知識や技能、課題に対応する能力、人や社会との関わり方を身につけさせ、卒業後の自立につなげることが私たちと保護者の役割です。湯浦中学校の一つ一つの取組は「自律と自立」をゴールにしています。