湯浦中ブログ

【閲覧注意】020626

 ヘビの話を聞くのも嫌な方は、今回は読み飛ばしてください。

24日(水)のブログにも書きましたが、学校にマムシが出ました。関連して短い実話を2つ。

 第1話:中学生の頃はとにかく腹が減る。ある日曜日、午前中の部活動が終わり帰宅すると、親はミカン山に仕事に出ていて誰もいない。私は何か食べるものはと探すが、ご飯はあるけどおかずがない。戸棚を空けるとビンに入った自家製のふりかけを発見。それを掛けて食べるが、味がほとんどしない。仕方ないけどとりあえずご飯を食べる。

 夕方、帰宅した母に「戸棚のふりかけは全然味のせんやったよ。」というと、「そら、ふりかけじゃなか。マムシの粉。」

 第2話:私が初任校で同勤した体育のK先生は「鬼瓦」と呼ばれるような風貌だが、世の中で一つだけ怖いものがある。それはヘビ。K先生が球磨郡の中学校に勤務していた時のこと、昔は家庭訪問に行くと最後の家でご飯を食べさせてもらうこともあった。K先生は焼酎が好きで毎日かなりの量の晩酌をする。家庭訪問先もそのことをご存じで焼酎も出された。

 途中、「先生はこれは飲んだことはあんなっですか。」と出されたのは、マムシの入った一升瓶。身の毛がよだち青ざめたが、家庭訪問でせっかく出されたものを飲まないわけにはいかない。さすがである。この恐怖が一瞬でも早く終わるよう、コップに少しだけ次いでもらったマムシ焼酎を、目を閉じて一気に飲み干した。

「おっ!先生は好きなっとですね。」、気をよくしたお父さんが一升瓶を振った勢いで砕けた身が入った2杯目を今度はなみなみと次いで渡された。