2024年1月の記事一覧
1月31日(水)の給食
献立:わかめご飯、牛乳、のっぺい汁、千草焼き、白菜のゆず和え
今日はのっぺい汁の紹介をします。のっぺい汁は、日本全国で作られている郷土料理です。根菜類をたくさん入れた料理で、地域によって汁物だったり、煮物だったりします。そのため、少しずつ違った名前で全国に広まっています。今日の給食では9種類の食材を使って汁物にしました。熊本県では、食材を全てサイコロ状に切ることが多く、とろみをつけて仕上げます。様々な食材使っているため、食べ応えも良く、それぞれの食材の栄養をとることができます。地域でもそれぞれ違いがありますが、家庭によっても使う食材や味付けが違うようです。
1月30日(火)の給食
献立:ミルクパン、牛乳、ちゃんぽん、ごぼうとナッツのサラダ、甘酒ゼリー
今日は甘酒の紹介をします。初詣などに行った人は、神社で甘酒が配られているのを見たことがあるかと思います。その甘酒は、ご飯に米麹を加えて作られます。米麹とは、お米に「麹菌」とよばれる菌を付着させ、「麹菌」の力でお米を発酵させたものです。
甘酒は、麹菌のおかげで、お米の自然な甘みを味わうことができるのです。甘酒には「ブドウ糖」や「ビタミンB群」など、私たちの体に欠かせない栄養素が含まれ、病院で使われる点滴の成分にも似ていることから「飲む点滴」といわれることもあります。
「ブドウ糖」は脳のエネルギー源になり、脳や体をしっかり働かせるのに役立ちます。運動後に取り入れれば、素早いエネルギー補給になります。「ビタミンB群」の中でもビタミンB1はご飯などの糖質からエネルギーを作るのに必要なビタミンのひとつで、疲労回復の効果が期待できます。今日は、ゼリーにしています。体に良い効果が沢山あるので、ぜひチャレンジして食べてみてください。
1月29日(月)の給食
献立:麦ご飯、牛乳、トック、プルコギ
今週も給食週間の特別献立が2回あります。今日は「トック」について紹介します。トックとは、韓国で生まれた食材で、「お餅スープ」のことです。「トッ」がお餅という意味の言葉です。元旦を祝うために、日本の雑煮のような、韓国のお餅が入ったスープを食べる習慣があります。澄んだスープに真っ白いお餅を入れて煮込むトックッには、謙虚な気持ちになって新しく始めるという意味が込められているそうです。韓国のおもちは、精米所の手づくりが定番になっており、カラフルな色の餅や雑穀やゴマなど体にいい物を入れた餅もあるそうです。
1月26日(金)の給食
献立:米粉入りかぼちゃパン、牛乳、クイッティオスープ、鶏肉とじゃがいもの塩麹炒め
今日は塩麹を使った献立です。塩麹とは、麹と塩、水を混ぜて発酵させた調味料です。日本では古くから使われてきた伝統のある調味料で、昔は漬け床などに使われてきました。今では唐揚げの下味として漬け込んだり、きゅうりに揉み込んだり、スープに加えて調理したりといろいろな料理に使われます。今日は鶏肉の下味と、味付けにも塩麹を使いました。塩麹には、肌をきれいにする、塩分を抑える、疲労を回復させる、おなかの調子をよくするなどいろいろな効果があります。ぜひ一度塩麹を使った料理をしてみてください。塩麹の凄さがよく分かるオススメの料理は、鶏胸肉に漬け込んだ料理です。鶏胸肉はパサパサしていると思っている方が多いと思います。しかし、塩麹に漬け込むと、とてもジューシーなお肉になります。焦げやすいので、加熱する際にはご注意ください。
1月25日(木)の給食
献立:麦ご飯、牛乳、米粉入りだんご汁、豆腐の田楽、かつおあえ
今日の給食週間で取り上げている食品は、「米粉」です。給食には、「米粉入りだんご汁」に使いました。今、お米の消費量は年々減っていいます。2020年のお米の消費量は1962年(およそ60年前)と比べて半分にも届きません。しかし、米粉はパンやクッキー、料理のとろみ付けに使うことで、ビタミンB1や無機質、ビタミンEなどを効率よく体に取り入れることができます。団子に練り込むとやわらかくつるりとした食感となります。だんご汁の団子を手作りするのはとても大変ですが、調理員のみなさんが頑張ってくださり、おいしくできあがりました。
1月24日(水)の給食
献立:ガーリックパン、牛乳、混ぜそば風ビーフン、フルーツヨーグルト
今日から1月30日までは、全国学校給食週間です。この期間は、「お米の味力(みりょく)再発見~菊池川流域の稲作~」をテーマに、お米に関する食材を使った献立を実施します。初日の今日は、ビーフンを使った献立と、給食時間にビーフンについての放送を給食委員会の生徒が行いました。少しだけ内容を紹介すると、「ビーフンは紀元前220年頃の中国の南の地域で誕生したそうです。当時の北の兵士が、南へ進軍した際に、お米を食べることになれていなかったため、お米をひいて麺にして食べたことが始まりだと言われています。」といった内容です。混ぜそば風ビーフンは、トウバンジャンをきかせたピリッとした味に仕上げました。
1月23日(火)の給食
献立:麦ご飯、牛乳、白菜のみそ汁、いわしの丸干し、昆布のさっぱり和え
今日は給食が始まった当初のような献立です。学校給食は、1889年(明治22年)に山形県のお寺の中に立てられた私立忠愛小学校で始まったと言われています。お昼ご飯を持ってくることができなかった子どもたちのため、お坊さんたちが家を回ってお経を唱え、いただいたお米や野菜などで食事を用意したそうです。その時の食事が、おにぎりや焼き魚、漬物などの和え物だったそうです。その後、子ども達の栄養を改善する方法として国から奨励され、全国に広まっていきました。戦時中には、食料不足で実施できなくなりましたが、戦後にユニセフやLARA(ララ)により、給食物資を寄贈等され、給食を再開させることができました。
1月24日から1月30日までは、全国学校給食週間です!
1月22日(月)の給食
献立:麦ご飯、牛乳、八宝菜、中華サラダ
今日は中華風の献立です。八宝菜という料理は、8種類の具材を使った料理ではなく、沢山の宝を集めて作ったような料理のことです。「八」が沢山という意味で、「菜」がおかずなどの料理という意味です。今日は八宝菜をいつも作るときと比べて、水の量を気持ち少なめにして作り、ご飯が進むような味付けにしてみました。皆さんがしっかり食べてくれたようで、ご飯の残菜はほとんどありませんでした。
1月19日(金)の給食
献立:麦ご飯、牛乳、めかたま汁、ホキの天玉揚げ、五色和え、ばんかんゼリー
毎月19日は「ふるさとくまさんデー」です。今回は天草地区の特産品を使った献立です。天草は海に囲まれた、大小120あまりの島々からなる諸島です。九州本土とは、天草五橋と呼ばれる5つの橋で結ばれており、海の幸にとても恵まれた地区です。3~4月には、天然わかめの収穫が盛んに行われ、漁師さんがひとつひとつ丁寧に手摘みで収穫されます。レタスやオクラの生産も盛んで、オクラの出荷量は県内1です。柑橘の生産も盛んに行われており、特に「ばんかん」は有名です。めかたま汁は、めかぶの入ったたまごスープです。
1月18日(木)の給食
献立:麦ご飯、牛乳、厚揚げのそぼろ煮、大根の甘酢和え、手作りふりかけ
今日はふりかけを手作りしました。ごま、しらす干し、かつお節はそれぞれ釜で炒ることで、香りが良くなり、ふりかけの食感も良くなります。メインの大きいおかずである「厚揚げのそぼろ煮」には、鶏肉、さつま揚げ、こんにゃく、厚揚げ、玉ねぎ、人参、いんげんの7種類の食材が入っています。厚揚げは、62kg分、個数は178個使いました。厚揚げは全て手切りしています。
1月17日(水)の給食
献立:丸パン、牛乳、豆乳スープ、タンドリーチキン、マセドアンサラダ
マセドアンサラダの「マセドアン」とは、フランス語で食材をさいの目に切ることです。食材をさいの目に切ったサラダのことなので、マセドアンサラダと言います。今回使用した食材は、じゃがいも、きゅうり、にんじん、チキンハム、チーズを使ってマヨネーズで和えました。しかし、材料に決まりはなく、さいの目に切れば、味付けも自由にできるため、家で作るときは冷蔵庫にあるもので簡単に作れます。自分好みのマセドアンサラダを探してみるのも良いですね。
1月16日(火)の給食
献立:麦ご飯、牛乳、みそおでん、菜果なます、ざぜん豆
この日は山鹿の味再発見の献立でした。今回は「菜果なます」と「ざぜん豆」です。菜果なますは、主に鹿北地区の方で昔から食べられていた郷土料理です。昔は今よりも、電化製品や、旬の時期ではない野菜の栽培が発達してはいなかったため、冬のビタミン摂取としてこの菜果なますは食べられていたようです。ざぜん豆は、修行中のお坊さんが座禅をする前に食べていたことから、このような名前がついたと言われています。多くは黒豆で作られていますが、白い大豆で作るざぜん豆は、熊本県の郷土料理です。日本は大豆の食料自給率が低いのですが、山鹿市では、大豆の生産が行われています。この日使用した大豆は、鹿本町で生産された大豆です。
1月15日(月)の給食
献立:麦ご飯、牛乳、お野菜つみれ汁、変わりきんぴら、ぎょうざ
この日のつみれには、人参、かぼちゃ、ほうれん草が練り込まれています。カラフルな見た目をしていますが、着色料は使われていません。野菜が持っている色素で、写真のようなカラフルな色になっています。緑色のつみれがほうれん草、ピンク色のつみれが人参、写真には写っていませんが、黄色のつみれがかぼちゃが練り込まれたものです。すり身として使われている魚は、スケトウダラという、タラ科の身が白い魚です。良くすり身として使われている魚です。
1月12日(金)の給食
献立:高野豆腐の混ぜご飯、牛乳、具沢山みそ汁、ちくわのごま和え
高野豆腐とは、豆腐を凍結・熟成・乾燥させた大豆製品です。製造工程は途中までは豆腐とほぼ同じですが、凍結・乾燥によって豆腐よりもコンパクトなサイズになり、日持ちし、煮崩れしにくく、味がしみこみやすくなります。そのため、煮物などによく使われます。保存期間は長いので、家に一つあると便利な食材の一つです。今日は小さいサイズの高野豆腐を使って混ぜご飯にしてみました。子ども達もよく食べてくれていました。
1月11日(木)の給食
献立:丸パン、牛乳、ぜんざい、ひじきと野菜の豆腐揚げ、じゃこサラダ
1月11日は「鏡開き」です。鏡開きでは、歳神様にお供えしていた鏡もちをさげて、ぜんざいなどにして食べて、家族の健康や幸福を願う行事食です。地域によっては、小正月と言われる、その年の最初の満月の日に、小豆がゆを食べる際に鏡もちをいれるところもあるそうです。小豆は、赤い色が邪気を払うとされ、お祝い事の時などに良く食べられます。今日の給食では、乾燥小豆を16kg使いました。
1月10日(水)の給食
献立:チキンカレー、牛乳、コールスローサラダ
今日のカレールーも調理員さんの手作りルーです。子ども達にカレーは人気です。ですが、牛乳やサラダは残っているクラスもありました。冬はどうしても冷たいサラダや牛乳が残る傾向にあります。食べるときは冷たいかもしれませんが、特に、牛乳は成長期の皆さんに必要なカルシウムが吸収率も良い食品です。カルシウムが不足すると、骨粗鬆症や骨軟化症、くる病などの病気になってしまうこともあります。給食に出す牛乳は200mlです。コップ1杯ほどの量ですので、寒さに負けず、飲みましょう。
1月9日(火)の給食
献立:ミルクパン、牛乳、ちゃんこうどん、梅肉和え、いりこナッツ
3学期が始まりましたね。休み明けで生活リズムがくずれ、体がきつい人は、まずは早寝、早起きと、朝、昼、夜の3回の食事をしっかりとるように心がけましょう。
1月はお正月に関連した行事食が沢山あります。おせち料理はもちろん、7日には七草がゆなどを食べた人もいるかと思います。七草がゆは、春の七草と呼ばれる「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ」を入れたおかゆのことです。年末年始で疲れた胃腸を休めるのにぴったりな行事食です。今週の11日には鏡開きとして「ぜんざい」を予定しています。お楽しみに。
12月22日(金)の給食
献立:丸パン、牛乳、オニオンスープ、鶏の唐揚げ、もみの木サラダ、セレクトケーキ
2学期最後の給食は、クリスマス献立でした。クリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教の行事です。日本では宗教に関係なく、チキンやケーキを食べたり、プレゼントを交換したりするイベントになってますが、ヨーロッパでは重要な行事とされ、伝統的なクリスマス料理でお祝いするそうです。給食では、唐揚げとケーキはもちろん、サラダには、ブロッコリーをもみの木に、コロコロに切った人参ときゅうりはオーナメントに見立てました。色合いも緑と赤でクリスマス風にしています。
12月21日(木)の給食
献立:ハヤシライス、牛乳、ビーンズサラダ
この日のハヤシライスのルーは調理員さんの手作りルーです。山鹿中学校では、カレーやハヤシライスなどのルーは、ほとんど手作りします。小麦粉とバターをしっかり練り、ケチャップやその他の調味料で味を付けます。手作りのルーは、市販のルーと比べてバターなどの風味が良く感じられます。ルー作りは1時間ほど火にかけて練るため、大変な作業ですが、市販のルーとは違ったおいしさがギュッと詰まっています。