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校長室だより

おかげさま

 私には、百歳の天寿を全うした祖母がいました。若くして連れ合い(祖父)を病気でなくし、女手一つで子ども二人(母と叔父)を育て上げた肝っ玉ばあちゃんです。母も叔父も、写真の父親(祖父)しか知らないと言っていました。

 教師だった祖母の影響を受けて、私も同じ道を選びました。
 ばあちゃん子だった私は、祖母の布団に潜り込んで聞く「昔話」を楽しみにしていました。愉快な話、訓話、不思議な話、怖~い話などいろんな話をしてくれるのですが、どんな話も最後は決まって「神様、仏様、世間様のお陰さまで」で締めくくります。

「おかげさま」  上所(かみどころ)重助

夏が来ると 冬がいいという  

冬になると 夏がいいという

ふとると やせたいという  

やせると ふとりたいという

忙しいと 閑(ひま)になりたいといい  

閑になると 忙しいほうがいいという

自分の都合のいい人は よい人だとほめ 

自分に都合が悪くなると 悪い人だと貶(けな)

借りた傘も 雨が上がれば邪魔になる

世帯を持てば 親さえも邪魔になる

衣食住は昔に比べりゃ天国だが 

上を見て不平不満に明け暮れ 

隣を眺めて愚痴ばかり

どうして自分を見つめないのか
静かに自分を見るがよい
一体 自分とは何なのか
親のおかげ 先生のおかげ 

世間様のおかげの塊(かたまり)が自分ではないか
つまらぬ自我妄執を捨てて 得手勝手を慎んだら 
世の中きっと明るくなるだろう
おれが おれが を捨てて     
おかげで おかげで と暮らしたい 

           ※一部省略         

 大切にしている詩です。 「お陰さまで」という祖母の口癖と重なります。
 スイカを切っても、いつも切れ端しか手に取らない祖母でした。熊本の病院に見舞いに行っても、すぐに「はよ帰らんな」と帰りの道中を心配する祖母でした。
 思い通りにならないのが世の中。身勝手は人の常。十人十色、いろんな考えの人がいて、いろんな価値観が混在しているのも当然のこと。
 周囲に対しての不平不満を口にするよりも、「お陰さまで」と感謝しながら日々を生きる方が、自分の心も楽になるし、周囲にも迷惑がかからない。
 祖母の昔話と同じように、この詩もそんなことを告げているのかも知れません。

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ありがとうございます

 一礼社さん、牛深カメラさんより、大~きく拡大(90㎝×140㎝)したハイヤ大橋総踊りの集合写真をいただきました。子ども達や先生方の表情が輝いていて、We Are The 牛中♡という一体感が表れています。いい写真です。

 職員室前の廊下に掲示させていただいております。生徒達も大喜びです。ありがとうございます。

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負けるもんか!

 3年生親子の綱引合戦も、手に汗を握りました。突然の招集にもかかわらず「受けて立つぞ」の気合十分に参加いただいた3年生保護者の皆様、誠にありがとうございました。

 生徒たちの(担任団も加勢しての)奮闘も及ばす、保護者チームの勝利に終わりましたが、「十年早いわ!」との「親」の勝利宣言に、悔しさを押し殺して「今後ともよろしくお願いします!」と返した「子」の機敏さが何とも微笑ましくて、胸が温かくなりました。さすが牛中。「親」も「子」もあっぱれ!

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感動をありがとう

 5月18日(土)、透き通るような青空。

 来賓の皆様、保護者やご家族・地域の皆様の熱烈な声援をいただき、牛深中学校体育大会を盛大に開催することができました。 

 大会テーマは「飛翔」。 自ら動く(率先)、己に打ち勝つ(挑戦)、理想を掴み取る(夢実現) という3項目について、本番まで僅かな期間ではありましたが「自分はできているのか」と絶えず問いながら、準備に、練習に、制作にと懸命に努力する生徒、職員の姿がありました。
 古川実行委員長、木下生徒会会長、益田赤団団長、青団団長、ダンスリーダーの城下さんと永野さん、マスコットチーフの田中さんと石田さんを中心に、最高学年としての凄みを見せてくれた3年生、それを自主性と笑顔で支えた2年生、初めての体育大会ながら溌剌とした態度で挑んだ1年生。それぞれの学年の役割をしっかりと果たし、みんなで「飛翔」することができました。
※地域の皆様、たくさんのお心遣いをいただきまして、誠にありがとうございました。

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よろしくお願いします

 この春、47名の可愛らしい新入生を迎えるとともに、教職員定期異動により7名が牛深中学校に勤務することになりました。微力ではございますが、本校教育の発展に努力いたす所存です。どうぞよろしくお願いします。

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