二中いきものだいたい図鑑
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テントウムシ

写真:1枚 更新:05/06 作成:05/06 学校管理者
 大成学級裏の畑の草刈りをしているとナミテントウを見つけました。テントウムシ(天道虫・紅娘・瓢虫)は、コウチュウ目テントウムシ科(テントウムシ科、学名: Coccinellidae)に分類される昆虫の総称で、日本国内には約180種類が生息、ナナホシテントウが有名ですね。ついでに仮面ライダーストロンガーに登場する電波人間タックルのモチーフです。
 枝などの先端に立って行き場がなくなると上に飛び立つ習性があるため、「お天道様に飛んで行った」と解釈し、太陽神の天道からとられ天道虫と呼ばれるようになったそうです。幼虫・成虫とも強い刺激を受けると死んだふりをして、外敵撃退のため、関節部から強い異臭と苦味がある黄色の体液を分泌します。

 4~5才の頃だと思いますが、テントウムシをみつけるとなぜか指でつぶしていました。虫眼鏡で光を集めてアリをねらってまわったりもしました。犠牲にしたカタツムリも数知れません。ひどい子どもです。
 ある日のこと、テレビで「テントウムシはアブラムシをたべる益虫」という番組を見ました。保育園児の頃のことなのに、「しまった。」「とても悪いことをしていた。」と思った瞬間を鮮明に覚えています。子どもは元来、残酷な面を持っているものです。しかし大抵の子どもはたくさんの大切な命を犠牲にして育ちながら、ある日突然、そうした行為の残酷さに自分自身で気づくそうです。
 子どもたちは大切なものを失ったり、遊びのなかでケガをしたり、嫌な思いをしたりしながら、命の大切さや、痛みを体験的に学んでいきます。大切なのは人の思いを感じとることだと思います。