二中ブログ

【どうやったら?】071020

 今日は生徒会役員選挙立候補者受付最終日です。

 ずっと前に二中で生徒会を担当していた頃の話。執行部が計画した歓迎遠足のレクリエーションの楽しさに、新入生のK君が「どうやったら執行部に入れますか?」と聞いてきました。私は「何にでも一所懸命頑張っていたら、きっとみんなから推されて、選挙で当選できるよ。」と答えました。

 私は二中の正門付近の掃き掃除を毎朝続けていましたが、歓迎遠足の話の後、Kくんが手伝いに来るようになりました。掃除をしながら好きな特撮や怪獣の話をして1日をスタートする日は3年間続きました。「将来は市役所に勤め、みんなの役に立ちたい。」そんな夢を語ってくれました。

 生徒会長としては、みんなを支える立場を忘れませんでした。卒業式の後、仲間数人と学校の掃除をしに1週間近く学校に来てくれたのには感心しました。

 お母さんからは「小学生の頃は人前に出る子じゃなかったのに。」と喜ばれました。変わりたいと思った時が始まりですが、それを支える良い仲間にも恵まれたことが一番でした。

 「みんなの役に立ちたい。」の思いを持ったまま高校、大学へと進んだK君は水俣市役所に勤務しています。