生徒会

【生徒会】震災復興プロジェクト

 4月18日(日)、13時30分より、生徒会主催の震災復興プロジェクトを体育館にて実施しました。

 生徒会三役の生徒のリーダーシップのもと、毎日練習を重ね、思いを共有し今日の日を迎えました。

 鹿北中生の思いを保護者の皆さまにお伝えし、「しあわせ運べるように」「花は咲く」を手話をつけて歌い、熊本地震からの復興、そして、東日本大震災を風化させないとの思いを力強く伝えてくれました。

 今年で4回目となりますが、熊本城が元の姿に戻るまで歌い継いでいくとの思いをしっかり継承しながら、これからも歌い継いでいきます。 

生徒代表の言葉

 今から歌う2曲は、震災復興プロジェクトとして、先輩方が歌い継いできた曲です。

 このプロジェクトを始められた当時の生徒会長は、益城町に祖父母の家がありました。幸い、大きな被害はなかったそうですが、大きな余震が何度も続き、心配でたまらなかったそうです。

 また、ニュースで毎日避難所や壊れた建物の様子が流れ、これは他人事では済まされないと感じたそうです。

 だから、被災された方々の思いに寄り添い、熊本を元気にしたい、被災したすべての方々に自分たちの思いを伝えたい、と手話をつけて「しあわせ運べるように」を歌い始められました。

 「しあわせ運べるように」は、もともと、阪神•淡路大震災の時に、神戸に住む小学校の音楽の先生が作られました。

 「地震にも負けない、強い心を持って」、この歌詞は、地震に負けないようにと、自分に言い聞かせるように書いた歌詞だそうです。

 地震から5年が経った今でも、いろいろな事情で家に戻れなかったり、家族を失い、つらい思いをされている方々がたくさんおられます。

 同じ熊本に住む私たちだからこそ、伝えられることが必ずあると思います。

 そして、昨年度、新しく「花は咲く」を歌い始めました。

 この曲は、東日本大震災からの復興ソングです。東日本大震災では、宮城県や岩手県、福島県が特に大きな被害を受けました。

 鹿北中学校は、宮城県の階上中学校に防災教育を学びに行ったことがあります。宮城県の中学生は、「ふるさとを守るため、自分たちが率先して行動」していました。

 私たち鹿北中生も、「ふるさとを守り、ふるさとに感謝し、ふるさとを元気に」という思いをもっています。この曲を通して、ふるさと鹿北があることを感謝し、たくさんの人を元気に、笑顔にしていくために歌い続けます。