学校生活

【学校生活】東日本大震災から9年目

 今日で、東日本大震災から9年目となります。復興はまだまだ続いています。9年目を迎えた3月11日、鹿北中学校はいつも通りとはいかないけれど、生徒の頑張りがたくさん見られた1日となりました。いつもと同じ日常にこそ感謝したいものです。

 今日は、公立高校後期選抜2日目。数学と社会のテストが行われます。8時30分、本校の3年生4名は高校駐車場付近に集合しました。みんな元気です。いい表情をしています。足取りも軽く体育館に向かって歩いていきました。 

 学校に戻ると、まず目に飛び込んできたのは、池の掃除をしてくだっている用務の先生方の姿です。日射しはあるものの風が冷たい中、壁面についている藻を高圧洗浄機などで削ぎ落としています。

 大変な作業ですが、時間をかけて一生懸命行なってくださいました。池の掃除が終わるまで、鯉はビニールプールでのんびりしています。寒い中本当にありがとうございました。

 1年生は、教室や少人数クラスに分かれて学習に取り組みました。2年生は、体育館でバドミントンで気分転換、3年生は、学習のあと体育館で卒業式の動きなどを確認しました。

 14日が卒業式ですが、まだまだ卒業するという現実に感情が追いつかない3年生。しかし、3日後には卒業証書授与式を迎えます。1つの区切りをみんなでしっかりつけて、新たな一歩が踏み出せる、感動と感謝の気持ちあふれた卒業式にしていきたいと考えています。

 職員室横の会議室では、連日、在校生の代表として送辞を読む生徒が2年主任の先生と原稿の最終チェックを行なっていました。3年生のことを思い描きながら作成した送辞。卒業式当日、心を込めて感謝の気持ちを伝えてくれることと思います。

 生徒が下校した学校は静かになりました。昼食後の13時より、ランチルームで鹿北小中学校合同で、自立活動についての研修を行いました。山鹿市より3名の先生に来校していただき、自立活動についての説明をしていただき、具体的に事例研究に取り組みました。

 複数の先生が一人の生徒を多面的に見つめ、自立に向けて具体的な課題設定と取組について協議しました。気がつけば3時間以上が経っていました。多くの学びがある研修となりました。

 午後6時頃、卒業生が小学2年生の時、岩野小学校で担任をされた先生が祝詞を持ってきてくださいました。一人一人に心のこもった写真入りのメッセージをいただきました。小学2年生の頃の写真を見ると、面影がしっかり残っていてとてもかわいらしいです。

 心のこもった祝詞からは、月日の流れとともに、確かな成長が感じられました。心が温かくなる祝詞、本当にありがとうございます。卒業生の笑顔が目に浮かびます。