学校生活

1学期終業式・地区生徒会

 7月20日(水)、1学期の終業式を迎えました。各学年の代表生徒と生徒会代表生徒が1学期の振り返りと夏休みの抱負を述べました。終業式後には、地区生徒会を行いました。夏休み、全員が、まずは無事故で健康に過ごし、計画的に学習や体力づくりを行い元気に生活してほしいと思います。





終業式で生徒に一番伝えたかったこと


  今年度、一番期待し力を入れているのは生徒会活動です。特に、自分たちで課題を見つけ、話し合い、自分たちで課題解決していく、そんな力をつけていくことを期待しています。それが「自治力」です。

部活動でも一緒です。ここでシュートを打つのかパスをするのか、自分で判断していく。相手のフォーメーションが変わったら、試合中、自分たちで修正していく。本当に強いチームは、監督の指示を待つことなくそういうことができるチームです。学級でも、学校でもそんな力が求められています。社会に出ても同じです。

 生徒会三役は、今年の2月、山鹿市中学校生徒会合同リーダー研修会に参加しました。その研修会で、何時間も協議して、山鹿市中学校生徒会共通行動宣言を作り上げました。


山鹿市中学校生徒会共通行動宣言

つながる 広がる 挨拶

~地域への感謝・思いやり・活性化に努める~

   
 
この行動宣言は、先日の山鹿市幼・保・小・中代表者会で、幼稚園・保育園から中学校まで、すべての園、学校の共通行動宣言にしていこうということになりました。あの日、各中学校生徒会の代表約30名で話し合い決めたことが、中学生1300人にとどまらず、山鹿市の子ども約5000人の共通行動宣言となったのです。中学生が決めたことが、大きな広がりを見せ、山鹿の教育にも影響を与えていったのです。みんなには、そんな力があるのです。リーダー研修会の中で、堀田教育長は、「真のリーダーとは、自分の言葉と行動で、相手の心と行動を変えられる人」と言われました。まさに、中学生の行動が多くの人の行動を変えることになったのです。8月には、熊本県・山鹿市幼・保・小・中連携セミナーという先生方の研修会で、各中学校の生徒会代表によるパネルディスカッションが行われます。山鹿市の先生方が、中学校の生徒会活動に注目しているのです。

 

 本校においても3月に、菊池少年自然の家にて生徒会執行部が参加してのリーダー研修会を行いました。研修会では、生徒会年間テーマや具体的な活動計画について話し合いました。そして、5月10日の生徒総会では、年間テーマの提案と承認、活動内容の協議と承認などが行われ、今年度の生徒会年間テーマが次ように決まりました。

鹿北中学校生徒会年間テーマ

CHANGE

 

こんな生徒が集う学校にしよう!

 

  ○一人ひとりの個性が尊重され、大切にされる学校にしよう

  ○当たり前のこと(あいさつ・服装・無言掃除)ができる生徒になろう

  ○自ら考え、行動する生徒になろう(自発的な活動) 

 

 1学期、熊本地震募金活動、体育大会、小学生との交流、毎月の委員会活動、鹿北カップなど、様々な取組を行ってきました。また、学級の課題を見つめ、その課題を解決するための具体的な活動について生徒集会で発表しました。1学期の終わりに当たり、生徒総会で確認した「こんな生徒が集う学校にしよう!」にどれだけ近づくことができたのかを一人ひとりが振り返ってほしいと思います。その振り返りから、2学期の具体的な活動について、生徒会執行部や総務委員会を中心に協議をしてほしいと思います。

決めたことを実行するのが実は一番難しいことです。勉強でもみなさんは、夏休みの目標と計画は立てたことと思います。その目標を達成するために、明日から、夏休みの生活を自分でつくっていくことになります。これは本当に難しいことです。しかし、自分が決めたことをやり切る。このことは、夏休みの生活でも、生徒会活動でも同じことなのです。明日からの夏休み、自分自身の「自治力」を育てる絶好の機会と捉えて、自分の目標達成のため、自分が立てた計画をやり切る「実行力」を発揮していくことを期待しています。