学校生活

【学校生活】はるかのひまわり絆プロジェクト

 6月7日(月)、「はるかのひまわり絆プロジェクト」の取組として、全校生徒でひまわりの種を植えました。

 この種は、昨年度、「はるかのひまわり絆プロジェクト」からいただいた種から育ったひまわりからとれた種です。

 種の一部は、プロジェクト本部へと送り、残りの種を、今年も植えることとしました。

 みんなで、心を込めてていねいに一粒一粒植えました。今年も、夏の青空の下、たくさんのはるかのひまわりが咲き誇ってくれることを、みんなで楽しみに待ちたいと思います。

 はるかのひまわりとは

 平成7年1月17日の明け方、5時46分、関西地方を大きな地震が襲いました。のちに阪神淡路大震災と呼ばれるこの地震で、木造の建物は、ひとたまりもなく2階部分から崩れ落ち、1階は完全に押しつぶされてしまいました。

 はるかちゃんがガレキの下から発見されたのは、地震発生から7時間後でした。

 震災から半年後、かつてはるかちゃんの家があった空き地、はるかちゃんの遺体が発見された場所からは、驚いたことに、無数のひまわりの花が、力強く、太陽に向って咲いていました。

 お母さんはひまわりを見て、「娘がひまわりとなって帰ってきた」と涙しました。

 近所の人たちは、この花をこう呼びました。『はるかのひまわり』。

 何もなくなってしまった町の空に、次々に咲いた大輪の花はたくさんの人を励まし勇気づけてくれました。

はるかのひまわり絆プロジェクトとは

 阪神淡路大震災由来のひまわりの種「はるかのひまわり」を全国で育て咲かせていく過程で、災害や命の尊さについて考える機会としています。

 また、自らの元気を取り戻したり、家族や友人を思い、さらにふるさとへの思いを強く、深くしていきます。

 はるかのひまわりを通して、命、生きること、家族や友だちとの絆など、私たちが大切にしていくべきものを見つめ直していきます。

 そんな取組が、「はるかのひまわり絆プロジェクト」です。