水俣病から宝物を伝えるプログラム
1月30日(火)の午後、「水俣病から宝物を伝えるプログラム」の取組として、ほっとはうすから施設長の加藤さん、胎児性水俣病患者の永本さん、松永さんの3名が鹿北に来てくださいました。そして、小学5・6年生と中学1年生との交流活動を行いました。水俣病公式確認から62年。痛めつけられてもたくましく生きてきたこと、差別されいやなこともたくさんあった。お金がもらえていいなあと言われる。だけど、お金よりも体を返してほしい。この言葉に、水俣病の歴史と人生を重ねながら生きてきたことが伝わってきました。
楽しいこともたくさんあった。それぞれが自分のできることに精一杯取り組んでいる。なかまがいること、ほっとはうすの存在が何より大きい。ほっとはうすは高校生が名づけてくれた。ひらがなにした。ここに来るとほっとしていやされるそんな場所がほっとはうす。優しくてほっとする声をかけていきたい。
永本さん、松永さんから、自分の好きなものを見つけてほしい。今日の出会いを大切にしてほしいとの言葉をいただきました。
最後に、水俣の小学生がつくった「海」という歌を全員で歌い、握手をして交流会を終了しました。握手には、これから差別とたたかうなかまとしてつながっていくという思いが込められています。
今日の出会いを大切にするとともに、差別とたたかう新たな一歩としていきます。
加藤さん、永本さん、松永さん、鹿北まで来ていただきありがとうございました。