学校生活(ブログ)

ニヒヒ オンライン学習の様子(その5)

 9月3日(金)から始まった分散登校も、本日で8日目。本校では開校間もない5月から、オンライン授業の実施に向け、計画的・段階的に取り組んできたので、今やオンライン授業は日常的なものになりつつあります。1年生では、数学(森教諭:左写真)と国語(内田教諭:中央写真)の授業をやっていましたが、どちらも安定感のある授業で、もう何年も前からオンライン授業をやってたのではないかというぐらい堂に入っています。
 しかし、当初の私(校長)の方針としては、コロナ禍への対応というより、文部科学省が推奨している「コミュニティスクール」と「地域学校協働活動」を両輪とした「学校と地域でつくる学びの未来」を実現するため、オンライン教育はいずれ必須なものになるとの認識から準備を進めていたものでした。例えば、菊池恵楓園自治会の皆様や校区内にある黒石原支援学校の児童生徒との交流やボランティア活動、県立農業大学(農業公園)や九州沖縄農業研究センターと連携した環境(SDGs)教育、国立熊本高等専門学校と連携したプログラミング教育など、様々な教育活動が考えられます。いずれも現段階では想定の範囲内ですが、いざそれを具現化しようとした時、オンライン教育の環境が整っているのとそうでないのでは、雲泥の差があると考えていたのです。
 デルタ株のまん延により、いみじくも分散登校等の事態への対応として、オンライン教育が威力を発揮することになりました。しかし、前述した方針から言えば、オンライン教育の真価が問われるのは「ポストコロナ」だと考えています。
 2年生のオンライン授業を見にいくと、タブレットPCの内蔵カメラではなく、外部に高解像度のデジタルビデオカメラを接続して配信していました(右写真)。2学年主任で英語担当の深水教諭の話では、「電子黒板を使う授業では(ユニバーサルデザインの視点から)画質はとても重要」なのだそうです。私は「旗を振っている」だけですが、先生方が生徒たちと共にどんどん工夫・改善を図り、より効果的な実践を模索してくれています。