学校のようす~生徒たちの日常生活です~

給食へ招待

1月26日(木)、全国給食週間(24日~30日)に合わせて、
        日頃お世話になっている地域の方々を給食に招待しました。
4限目の授業を見ていただき、ちょっとだけ給食の歴史を振り返ってもらいました。
その後、各教室で生徒と一緒に給食。
   
 今日のメニューは、 あけぼの飯(愛媛県の郷土料理;ミカンの汁が入っている)、
              つみれ汁、 鯖の味噌煮、 ごま和え、 牛乳 でした。
     
    
 校区長、公民館長、学校評議員、主任児童員、読み聞かせボランティアの皆さま、迎田園長さま
   給食の味はいかがだったでしょうか。

 
 【 給食主任の高木先生から 】
  毎年、124日から30日までは全国学校給食週間(24日は「学校給食記念日」)です。
  学校で給食が始まったのは明治22年で、山形県の小学校でお弁当を持ってくることができない子ども達のために、食事が提供されるようになったことが始まりだと言われています。
  今年度、鶴城中の給食週間中のテーマは「全国お城めぐり」でした。これは、熊本城復興を祈願して給食の先生方が考えられ、全国の有名なお城がある県の郷土料理や特産品を取り入れた献立を頂きました。
  月曜日は、国宝に指定されている彦根城がある滋賀県の郷土料理でした。滋賀県は日本一大きな湖、琵琶湖が有名で、そこでワカサギがとれます。給食では 「 ワカサギの天ぷら 」 を頂きました。
  火曜日は、徳川家康が築いたお城で、頂上に金のしゃちほこがのっている名古屋城がある愛知県の料理でした。「 鶏のひきずり 」というすき焼きをいただきました。愛知県では、すきやきを鍋の底をひきずりながら作ることから、すきやきの事をひきずりと呼んでいるそうです。名古屋は名古屋コーチンが有名ですので、すき焼きにも鶏を使用するそうです。
  水曜日は、私たちのふるさと熊本の郷土料理でした。熊本と言えば加藤清正の築いた熊本城があり、「銀杏城」とも呼ばれ多くの人から親しまれています。熊本にもたくさんの郷土料理がありますが、今回は 「 太平燕 」 と 「 レンコンサラダ 」 でした。太平燕は中国から伝わった料理で、日本でアレンジされたもので、熊本の名物となっています。
  木曜日は、勝山城とも呼ばれる松山城がある愛媛県の郷土料理でした。愛媛県は柑橘類の生産で有名ですが、一部の地域では学校給食にオレンジジュースでお米を炊いた 「 みかんごはん 」 がでてくるそうです。その色から 「 あけぼの飯 」 と呼ばれているそうで、今回の給食で頂く事ができました。
  お城めぐり献立最終日の金曜は、首里城のある沖縄県の郷土料理です。沖縄は黒糖が有名ですので、黒糖パンを頂き、他にも 「 沖縄そば 」 や 「 にんじんしりしり 」 もあります。
  今回の給食で新しく
4県の郷土料理を知ることができ、毎日どんな料理が出てくるのか楽しみで、とてもおいしく頂くことができました。家庭でも作れそうなものがたくさんあり、試してみたいなと思いました。
  私たちは毎日当たり前に給食頂いています。しかし、昨年の熊本地震で給食センターが使えなくなり、給食が提供できなくなった学校が多くあります。
9ヶ月たった今でも、家庭からお弁当を持って来たり、業者から注文したお弁当を食べている学校もまだあります。毎日あたたかい給食を食べられることを当たり前と思わず、感謝の気持ちを持たなければなりません。毎日給食を作って下さる先生方、給食の材料となる野菜等を作って下さる生産者の方、給食費を払って下さるお家の方々に感謝しながら、毎日の給食を頂かなければならないと感じた、給食週間となりました。


  おいしい栄養満点の給食をつくっていただく 福山 先生 と 井上 先生 に感謝申し上げます。

                                              トップページへ