反対のことを考える
校長室の壁には、こういったものが掛けてあります。
上下(南北)が反対になっている世界地図です。
校長室にはたくさんのお客さんがいらっしゃいますが、
あまり気にとめられる方はいないかも知れません。
しかし、私はこの地図は、日本から見た太平洋がより広く見える気がして、気に入っていています。
また、眺めていると頭の中がリフレッシュする気がします。
「反対のことを考える」というのは、案外いいことなのかなと思います。
以前目にしたブログによると、
マザーテレサさんは、「愛の反対は憎しみではありません」と言われています。
では、愛の反対は何でしょうか。
マザーテレサさんの答は「無関心です」ということだそうです。
ボランティアとかチャリティとかに関して、考えさせられる言葉ですね。
また、ある大リーグの選手は「不可能の反対は可能ではない」と言ったそうです。
では、彼は何と言ったのでしょう。
答は「挑戦」です。
これはかっこいいですね。自分で不可能と思ってあきらめるなという、スポーツマンらしい言葉です。
「絶望」の反対語については、「希望」ではなく、あえて「ユーモア」だと言っている人もいるそうです。
これと似たことが私の好きなヴィクトール・フランクルの「夜と霧」という本にも出てきたと思います。
ちょっと立ち止まって、反対のことを考えてみる、反対から見てみるのもいいのではないでしょうか。
引用元:伊藤文人作 「自転車逆走防止用さかさ絵 A」