カーナビ「真北はどっちだ」
昨日に続いて、カーナビの話です。
皆さんはカーナビを使われる時、
どちらを上に表示させていますか。
常に北を上に表示(ノースアップ)、
または進行方向を上に表示(ヘディングアップ)と、
時と場合によって違うかと思います。
私はというと、
道が込み入っていて迷いそうな時は、「ヘディングアップ」でしょうが、
より現在地を確認するためには、
「ノースアップ」でしょうか。
このことは、
スティーブン・R・コヴィーが名著「7つの習慣」で言っている、
「真北の法則」と共通するように思えます。
「7つの習慣」では、
人は常に、時を見る「時計」と
向かっている方向を見る「コンパス」を持っていると言います。
そして、人生の正しい原理原則を、「真北」と例えています。
私たちは「時計」は日々見ていますが、
時として「コンパス」を見るのは怠ってしまいます。
「時計」に追われて、自分を見失いそうな時は、
今、自分はどちらに向かっているか、正しい方向「真北」を向いているかを
確かめようというのです。
本校の「真北」はどっちでしょう。
私は生徒や職員の皆さんにたびたび
「命と人権より大切なものはない」
という「真北」を示してきたつもりです。
また、
本校は、
「気づき・考え・実行する」学校生活を通して、
「なりたい自分になる、なくてはならない人になる」
学校だと話してきたつもりです。
コロナ禍の中で、道に迷いそうになった時も、
私たちは、この「真北」を確認しながら
歩いてきました。