聴雨「日日是好日」から
今朝の牛深は久しぶりに雨模様となりました。
ずっと爽やかな秋晴れの日が続き、
午後には気温が上がって、まるで春のような日和の日もあったのですが、
今日はしとしとと静かに雨が降っています。
雨で思い起こしたのが、映画「日日是好日」です。
田中先生オススメの映画「あん」を観た後、
同じ樹木希林さんが出演されているということで、以前視聴したのでした。
茶道の先生(樹木さん)の姿や言葉をとおした、ものの見方、感じ方、
お弟子さんの一人の娘さんの成長の様子が描かれていました。
その映画の中で、
娘さんが茶道の「聴雨」
という言葉の意味に気づく場面があります。
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雨の日は、雨を聴く。
五感を使って全身でその瞬間を味わう。
雪の日は、雪を見て。
夏には、夏の暑さを。
冬は、身の切れるような寒さを。
毎日がよい日、
そういうことだったのか。
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タイトルにもなっている
「日日是好日 」ということに気づくのです。
また、こういう言葉も続きます。
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味わう。
…どんな日も、その日を思う存分に味わう。
…豊かに生きるとはこういうことなのだろう
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たまには、雨の音に耳を澄ますぐらいの
余裕を持ちたいと思ったところです。