「1センチ」なら前に進める
またまた今日も、
元CAのマナー講師、松澤萬紀さんの
「1秒で『気がきく人』がうまくいく」から気になったいい話を紹介します。
(昭和58年ドラマ「スチュワーデス物語」から)
1メートル前に進めなくても、「1センチ」なら前に進める
という話です。
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「1センチ」なら前に進める
中学生時代、剣道部に所属していた私は、
顧問の先生に「おまえは、試合をする前
から負けている」
と指摘されたことがありました。
なぜかというと、
審判の「はじめ!」の掛け声の直後に、
無意識に一歩下がるクセがあったからです。
戦う前から対戦相手の気迫にひるみ、
自分から逃げていたのです。
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松澤さんは、
「怖くても、一歩前に出なければいけない。
技術ではかなわないのだから、
せめて、気持ちで負けないようにしよう」
そう思うようになってから、少しずつ変わったと言います。
剣道の市の大会で3位の成績を収めるなど、
「一歩だけ前へ出る勇気」が
大きな結果につながるようになったそうです。
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「ほんの一歩だけ前へ出る勇気」なら、
誰もができるのではないでしょうか。
(中略)
CA(客室乗務員) の試験に7回も落ちながら、
それでも空を飛ぶことができたのは、
「一歩だけ前へ出る勇気」を持って、
「不合格」になることを怖がらなかったからです。
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まず1センチなら私にもできる、
という気持ちになりませんか。
松澤さんの本には、体験談とそこから導かれた
参考になる話がたくさんありました。
(昭和45年ドラマ「アテンションプリーズ」から)