和顔愛語 先意承問(わげんあいご せんいじょうもん)
「和顔愛語(わげんあいご)」とは、私が以前お世話になった校長先生が、常におっしゃっていた言葉です。
生徒指導の日々の対応で、ついつい眉間にしわを寄せているわれわれ職員を指導される際に、自ら明るい笑顔で語られていました。
昨日、「言葉の温度」という本のお話をしましたので、この「和顔愛語」を思い出し、以前に調べたメモをもう一度読み返したところです。
以下、そのメモをもとに書きます。
「和顔愛語」という言葉は、『大無量寿経』というお経の中にあるそうです。
「和顔愛語」とは、「和やかな顔と思いやりの言葉で人に接」すること。
「辛いときや嫌なことがあったとき、愚痴をこぼしたくなるとき、そんなときこそ、まず自分から笑顔と優しい言葉で周りの人に接する姿勢」が「和顔愛語」ということです。
しかし、私は特に気分が顔に出やすいタイプで、いつも周囲に迷惑をおかけしているので、いざ自分自身が「和顔愛語」を実践するとなると、簡単ではありません。
ところが、「和顔愛語」には「先意承問」(せんいじょうもん)という言葉が続くそうです。
「先意承問」とは、「先に相手の気持ちを察して、相手のために何ができるか自分自身に問いただす」ことだそうです。
「和顔愛語」は、この「先意承問」とセットになってこそ、日常で実践できるのかなと思いました。
相手に「笑顔になってほしいのならば、まずは相手に笑顔を見せる。」
「優しい言葉をかけてほしいのならば、まずは相手に優しい言葉をかけてあげる。」という行動が「和顔愛語 先意承問」なんだなと思います。
私も少しずつでいいから、まずは自分から…この心がけを持ちたいと思いました。
(参考 あるお寺のブログ「みんなの心をまぁるくする魔法の言葉~和顔愛語~」)
https://plaza.rakuten.co.jp/miyahyon/diary/201507060001/ から引用