Uber Eatsと出前の思い出
Uber Eats という、食べ物の配達サービスが
熊本にも登場したそうですね。
美味しいレストランの味を自宅でも!などという触れ込みのようです。
withコロナの新しい生活習慣の中では、
こういったサービスの需要はますます増えてくるかもしれません。
さて、いわゆる出前というと、思い出があります。
私が小学生のころ、近所に二軒のラーメン屋さんがありました。
うちでも時々ラーメンの出前を取ることがありました。
たまに出前を取ると、なんかワクワクしたものです。
しかし、よく覚えていることがあります。
出前のラーメンどんぶりに、冷めない(あるいはスープがこぼれない)ように、
ラップがかけてあったのですが、
そのラップには、どんぶりの直径にちょうどハマるような大きさのゴムが仕込まれていたのでした。
私はそのラップを上手に外すことができずに、
ゴムがバチっといって外してしまうので、
その反動でちゃぶ台の上や手に、スープがかかってしまっていました。
手にとんこつのにおいが付いてしまっていたのがなつかしいです。
もう一つ、印象に残っているのは、この二軒のラーメン屋さんの出前には、
ちょっとした違いがあったことです。
それはこういうことです。
一軒のラーメン屋さんは出前を取ると、ラーメン代と別に、出前の手間賃を10円取っていました。
お店の方は、前述のどんぶり用ラップの代金と言われたようですが、
時間と手間、バイクのガソリン代などと思えば、無理からぬことのような気もします。
ただ、もう一軒の別のラーメン屋さんは違っていました。
そのラーメン屋さんは、出前を届けると、
逆に10円を置いて帰っていかれるのでした。
聞くと、「電話代です」ということだったと思います。
私の親と話しているのを横から聞いたのですが、
「何軒もラーメン屋がある中で、うちに電話してもらったんだから」
と配達に来たご主人が言っていたのを覚えています。
子ども心に、同じようにラーメンを頼んでも違うもんだなぁ、と不思議な感じがしたのを覚えています。
さて当時、うちはどちらのラーメン屋さんに多く出前を頼むようになったでしょうか。
皆さんならどうでしょう。
どちらのラーメン屋さんが繁盛したと思われますか。
感謝の気持ちが心の底にあるかどうかは、大切な気がします。