逢うべき人には必ず逢える
教育者、哲学者の森信三さんは
「人生二度なし」
という言葉を残された教育者です。
二度ないなら、どんな人生を歩むのか、その毅然とした覚悟が感じられます。
また、「時を守り、場を清め、礼を正す」
という言葉も残されました。
この言葉は、よく学校にも掲示されていることがあります。
時間や期日、締切を守ること
環境を清潔にし、整理整頓すること
礼儀(言葉、服装、姿勢)を正すこと
この三つを大切にすることが基本だということですね。
職場や学校でも、この三つが実践されているところと
いい加減にされているところでは、
大きな違いが生まれると思います。
また、この言葉も有名です。
「人間は一生のうちに逢うべき人には必ず逢える。
しかも、一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に。」
という言葉です。
「一瞬早すぎず、一瞬遅すぎない時に」とは、すごい迫力ですね。
この言葉を聞いて、私自身振り返ると、
自分の巡り逢うべき人には、すでに逢っているのだな、
と思います。
日頃、その運命や意義に気づかず、
また、感謝の気持ちも持たず、
日常に流されているのかもしれません。
また、これから巡り逢う人は、
単なる偶然ではなく、
必然的に逢うべくして逢うのだろうなと思います。
3月は別れと同時に、
4月の新しい巡り逢いの準備の時ですね。
これまで逢ってきた人たちへの感謝と、
これから出逢う人たちへの期待を、新たにしたいと思います。
(雑誌「致知」から)