大坂なおみ選手の成長
日曜日のスポーツニュースで、
テニスの大坂なおみ選手の全米オープン2度目の優勝が伝えられていました。
そのプレーの素晴らしさはもちろんですが、
人種差別に反対する意思を、
差別で犠牲になった方の名前を記したマスクを着用して
試合会場に入ることで示していたことにも、注目を集めました。
一人一人の名前というのも、犠牲になった方の家族の思いなどを思い起こさせました。
「決勝まで進んで、7枚のマスクを全部着けたい」とも言っておられましたが、
それだけでもプレッシャーになりそうです。
表彰式のインタビューでは、
「7つの試合、7つのマスク、7つの名前、
これらであなたは何を伝えたかったのですか」と質問されました。
大坂選手は、
「質問を返しますが、あなたは、どんなことを受け取りましたか。
みんなが考えるきっかけになればと思います」
というようなことを答えていました。
翌日の記者会見でも同様の主旨の質問に
「よく同じような質問を受けますが、
このことが多くとりあげられることが、私の願いでもありました」
という意味のこともおっしゃっていました。
私は自分の言葉で自分の考えを明瞭に言う姿勢が素晴らしいなと思いました。
テニスをすることの意味が、
大坂選手の心の中で少しずつ変わってきたように思われます。
前回の優勝の時と違って、
大きな影響力を持ちながらプレーしている彼女は、
心身共に第一人者になってこられたなと思います。
8/28今日の東天「人権の尊重は 命の尊重」
YAHOO!ニュース 全米オープンで大坂なおみが手にした、もう一つの勝利