ハイヤの練習を見学されたお客様と
昨日、牛深総合センターの西嶋館長さんから、お電話をいただきました。
西嶋さんには、いつもハイヤの練習で太鼓の指導もしていただいています。
また、今年の文化発表会を総合センターで開催するにあたっても、
いろいろとご協力をいただいています。
お電話の内容は、
「総合センターに、全国の民謡を勉強されているお客様が見えて
ハイヤ節のことを熱心に聞いておられます。
今日、ちょうど東中の練習に行くことを伝えたら、
ぜひ見学させてほしいということだが、
構わないでしょうか」
ということでした。
私は、西嶋さんのご紹介なので、
感染症対策にご協力いただければ、
一向に構いません、とお答えしました。
私は、趣味か何かで民謡を調べておられるのかな、ぐらいに考えていました。
その後、そのお客様がお越しになりました。
藤原さんと杉本さんとおっしゃるお二人です。
びっくりしたのは、お二人は会社を経営されていて、
邦楽などのステージをプロデュースされているそうです。
牛深ハイヤ節をはじめとした
全国のハイヤ系の民謡を訪ねて演奏していく
キャラバン・ツアーの企画、準備をされているということでした。
そのキャラバンの出発点として、
牛深を選ばれたそうです。
このコロナ禍の中、
日本の民謡のパワーやよさを
広く発信していきたいというお話でした。
体育館にご案内すると、皆さんの牛深ハイヤ節を見て、感激されていたようです。
女性の藤原さんは、以前阿波踊りを学んでおられたそうで、
ハイヤのリズムが最高で大好きとのことでした。
全国民謡について、ネットで調べていた時に、
YouTubeでハイヤ節に出会われて、
感動し、それ以来のファンとおっしゃっていました。
社内での会議用にということで、
練習の様子を記録され、
「涙が出そうなぐらい」とおっしゃるほど喜んでいただきました。
学校としてこのように時間をかけて、
地域の方々の応援を得ながら
伝統を引き継ぐために取り組んでいることは、
子どもたち自身にとっても有意義な経験になるでしょうと
感想をお聞きしたところです。
お二人には、練習の最後に、感想や励ましの言葉をいただきました。
また、印象に残ったのは、
お二人のお話の後にあいさつに立った3年生の篠山さんが、
「たくさん褒めていただきましたが、まだまだだと思いますので、頑張りましょう」
と気合いを入れていたことです。
本校生徒の頼もしさを今さらながらに感じました。
お二人も笑顔で本校を後にされました。
この後、天草市役所に向かわれるということでした。