「なおみ風格」とは
大坂なおみ選手が、先週の全豪オープンテニスで優勝されましたね。
いつか全米オープンで決勝を争ったセリーヌ選手も破って、
決勝も素人目には、危なげないような強さだったようです。
この決勝について、松岡修造さんがブログで熱く語られています。
(「松岡修造、大坂Vで大興奮「なおみ風格炸裂!」「“なおみテニス”を止められない!」Yahooニュースから引用)
*****
苦しみながらも奪った第1セットについては、
「自分のテニスができないなかでもフットワーク、心の安定感があった。
だからこそ、5-4での最後の2つのポイントは、大坂さん自ら相手のミスを誘ったのです。
これがすごい!」
「相手がなぜミスをしたか? それはブレイディにとって、
相手がNAOMI OSAKAだったから」などと分析。
そして「なおみ風格炸裂!」とつづっている。
*****
この「なおみ風格」というのが面白いですね。
先日もふれましたが、将棋の藤井聡太二冠もすでに強豪としての「風格」があり、
相手にある意味「信用」されているようです。
将棋中継の解説者が、
藤井くんが終盤で時間を使わずに指し手を進めだすと、
「これは詰みがあるんでしょうね。藤井二冠が指してるんですから」
と言ったりします。
プロ野球の世界でも、
王選手が際どいボールを見送ると、
「王が見送ったのだから、ボールだな」と、審判はボールに判定したという、
「王ボール」というものがあったそうです。
これらは、高い技術や強さはもちろんですが、
勝負以外の面でのその人の「風格」も影響しているでしょう。
大坂なおみ選手は試合後の振る舞いや
コート外での言動も
落ち着いていて、少しユーモアもあり、
負かされた相手が反感を持たないような「風格」がついてきましたね。
人は年齢や経験、地位などから
このような「風格」がつくものなのでしょうか。
私はちょっと努力不足を認めざるを得ませんので、
今後気をつけたいと思っているところです。