空気を変える
私は、生まれつき?あまのじゃくな性格だと思います。
他の人がおいしいと言えばそうでもないやと言い、面白いねと言えば、つまんないねと言う感じです。
つまり、人がAだと言えばBと言いたくなるオニが心の中にいるのです。
それで、長らく「空気を読みなさい」とかアドバイスされると、逆に逆らったりしたくなっていました。
山本七平さんの「空気の研究」を読んでも、「空気を読む」とは、付和雷同、長いものに巻かれるといった打算的な印象があり、日本人独特のあまり好きでない傾向だという気持ちが強くなっていました。
しかし、この頃、経済学者の柳川範之さんがこう言っておられるのを読んで、なるほどなと思いました。
「周りの空気を読んで行動するだけではなくて、むしろ周りの空気を変えていくような積極的な行動が、これからは大事だと思うのです。
特に、皆が悲観的になりがちな今の日本社会においては」
「空気を読む」のではなく、「空気に逆らう」のでもなく、「空気を変える」のならいいですね。そう納得しました。
もっと早くそう思えるようになってたら、よかったと思います。