産山学園の生活(学園ブログ)

「校則と人権」に関する職員研修を行いました

 本日、原村法律事務所の弁護士 原村憲司 様を講師に迎え、校則と児童生徒の人権に関する職員研修を行いました。この研修は、熊本県教育委員会の「スクールロイヤー活用事業」に基づき、実施したものです。

 校則の見直しについては、近年、全国の学校に広がっており、産山学園においても、今年度中に生徒会が主体となり見直しを行うこととしています。これに先立ち、まずは職員が校則に関する現状認識を深め、見直しに向けた見通しを持つため研修を企画しました。

 原村様から、校則に関する裁判例をもとに、見直す上で具体的な視点を与えていただきました。特に、校則を決定する過程において合理性が認められること、子どもの権利条約に基づき、子どもが意見を述べる機会が確保されていることが示されました。

 校則はあるから守らせるのではなく、必要性や意義について子どもたちと一緒に考えていくことの大切さに気付きました。今後、生徒会と見直しを行っていく上で大きな示唆をいただきました。

 今日の研修で学んだことを今後の教育活動に生かし、児童生徒の人権を大切にした学校づくりを進めていきます。貴重な学びの機会をいただいた原村様に感謝いたします。