校長ブログ「秘密の部屋」

少年

  今日、偶然に水俣二中時代の教え子、Kくんに会いました。彼は中学1年生の歓迎遠足の時、執行部のレクリエーションの楽しさに「どうやったら執行部に入れますか?」と聞いてきました。私は「何にでも一所懸命頑張っていたら、きっと皆んなから推されて、選挙で当選できるよ。」と答えました。
 私は二中勤務の8年間+3年間、朝の正門付近の掃き掃除を続けていましたが、Kくんが手伝いに来るようになりました。掃除をしながら好きな特撮や怪獣の話をして1日をスタートする日は3年間続きました。「将来は市役所に勤め、みんなの役に立ちたい。」そんな夢を語ってくれました。
 良い仲間にも恵まれました。生徒会長としては、みんなを支える立場を忘れませんでした。卒業式の後、友だちと学校の掃除のために数日間登校したのには感心しました。
「昨日、パシフィックリムのカイジューをヤフオクで買いました。」夢叶って市役所に勤務するKくんは少年のままでした。(H)