校長ブログ「秘密の部屋」

気づく力

 本日、天草市本渡運動公園陸上競技場をスタート・ゴールに、県駅伝競走大会が開かれました。郡市の第2代表として大会に出場した女子チームは21位という結果でしたが、万全の体制とは言えない中で全力を尽くすことができました。

青山学院大学の原晋監督は、指導方針の一つの柱として、「規則正しい生活」をすることをあげています。寮では朝5時に起き、みんなで練習し、食事に気を遣い、22時15分に寝る。人として当たり前の生活をするだけで、個々の能力が強化され、タイムに表れるそうです。大切なのは生活の基本、時間の大切さに選手自身が気づき、しっかりと「核」をつくることだそうです。

強豪、東福岡高校のラグビー部室はとてもきれいに整理整頓されているそうです。監督同士の対談の中で、他校のベテラン監督が「掃除をしたから強くなるのではなくて、選手が掃除をすることの意味に気づいたのが大切だ。」「身体能力の高いタレント揃いの東福岡の選手が整理整頓をしだしたら、他の高校は付け入るスキがなくなる。お前たちは部室の片付けをするな。」と笑いながら語られていました。

共通するのは、選手自身が気づくことの大切さです。練習を通して、田浦中の駅伝選手の皆さんに、気づく力がついてきたことを嬉しく思います。(H)