校長ブログ「秘密の部屋」

【令和元年度卒業式1】020314

 令和最初の卒業生22名が本校を飛び立ちました。新型コロナウイルス感染症対策のため、卒業生、保護者、職員、教育委員会により式を挙行しました。マスク着用、アルコール消毒、内容の削減と卒業生には申し訳なく思いましたが、心のこもった式でした。

 5月の体育大会、予定された日は未明から大雨が降りました。私と米先生が2人で水を抜くための水路を掘っていたところ、ある3年生が、「あれは私たちがしないといけないことじゃないのか。」と友達につぶやいたそうです。昼休みになり、別の3年生が学級で声を掛け、全員がグラウンドに出てスポンジでの水抜き作業。最後の体育大会を成功させたいという強い思いを感じました。翌日は、『田浦中PRIDE ~超えろ!己の限界を~』のスローガン通りの体育大会ができました。令和最初の総合優勝は青団。閉会式の赤団団長の悔し涙が呼び水になったようです。土砂降りの中の後片付けも良い思い出です。生徒数は昨年の3年生の半分ですが、この時、頑張りの総和は上回るに違いないという確信をもちました。

 6月の郡市中体連総体では、卓球男女、バドミントンそして、剣道、空手の4競技が県大会に出場を決めました。大会は優賞チーム以外すべて敗者です。しかし、勝者だけに価値があるのではありません。全会場を回られた中体連会長から、県大会に出場することのできなかった女子バレーボール部の必死なプレー、試合終了後の爽やかな態度が今年の全競技で一番だったと声を掛けていただきました。皆さんを誇らしく思いました。ゴールを守るたった一人の3年生のサッカー部員の姿も心に残りました。(H)