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校長ブログ「秘密の部屋」
【平成最後の日】310430
いよいよ平成最後の日を迎えました。昭和64年1月7日、私は教職1年目の冬休みでした。天皇陛下崩御の報道後、渡校長先生から電話がありました。すぐに学校に行き半旗を掲げ、校門の両脇に作った門松を片付けました。帰宅後、昭和を振り返る番組を見続けました。レンタルビデオショップは大盛況だったそうです。14時36分、「新しい元号は『平成』であります」と、小渕恵三官房長官が額を掲げました。
平成31年4月1日。登校していた生徒と一緒に、職員室で発表の瞬間を待ちました。11時41分に新元号発表。その瞬間、生徒には笑顔や戸惑いの表情が見られました。NHKの放送では、『令和』の額と、手話通訳のワイプが重なっていました。
このことについて、ネットに書き込みがありました。「菅官房長官が掲げた新元号が手話通訳のワイプに被さったことが話題になってますが感動しています。30年前の聴覚障害者はなんの情報もなくただただ平成の字を見るしかなかったのにこの30年で国民の一大事にインパクトを残せる位置に手話通訳がいる。」官房長官の記者会見に手話通訳がつくようになったのは東日本大震災の数日後からだそうです。私の感性は30年前のままでした。
さて、子どもの頃は明治生まれの祖父をずっと昔の人のように感じていました。きっと令和時代の子どもたちは、昭和生まれの私たちをそのような感覚で捉えることでしょう。(H)