校長ブログ「秘密の部屋」

言霊

日本には言霊(ことだま)という考えがあります。古代においては「言」と「事」は同じ概念と考えられていました。ですから、声に出した「言」葉は現実の「事」象に対して何らかの影響を与えると信じられており、良い「言」葉を発すると良い「事」が起こり、不吉な「言」葉を発すると凶「事」がおこるとされていました。

自分の意志をはっきりと声に出して言うことを「言挙げ」と言い、それが自分の慢心によるものであった場合には悪い結果がもたらされると信じられていました。つまり言葉は、自分がどんな心を持っているかを外に現すものと言えます。

先週、3年生の進路希望を確認しました。これからは、高校から願書を取り寄せたり、書類の作成をしたりといった手続きを進めます。

私も一人一人面談をする予定です。中学校生活をどう送ってきたのか、人とどうかかわってきたのか、これからどうありたいのか、夢をどう実現させていきたいのか、いろいろな言葉を聞かせてください。3月の良い事に繋げる機会にしてもらえると幸いです。(H)