校長ブログ「秘密の部屋」

心と気を働かせる

ある日、織田信長が小姓の一人を呼びつけました。小姓が居室に入ると、信長は何も言いません。間をおいて発した言葉は「下がってよい」でした。

次の者が呼ばれました。信長は今度も何も用事を言いつけず、また「下がってよい。」と言います。同じ遣り取りが何度か繰り返された後、森蘭丸が呼ばれます。

蘭丸も同じように「下がってよい。」と言われ、居室から出ようとしました。その時、出口近くに小さなゴミが落ちているのに気づき拾います。

信長は、蘭丸が居室から出るのをとめ、こう言います。

「人は心と気を働かせることをもって良しとするものだ。用を言いつけられなかったからといって、そのまま退出するようでは役に立たない。お前はゴミに気付いて拾った。なかなか感心である。」

以前、生徒会リーダー研修でこんな話をしました。田浦中の生徒は、明日の文化祭で心と気を働かせることができるでしょうか。(H)

※小姓=位の高い武将等の身辺に仕え、諸々の雑用を請け負う役目の家来