校長ブログ「秘密の部屋」

【むかしむかしEP2:6年生】020305 

 遠い昔、遙か彼方の田浦で…。

 小学校の学校行事に「ウサギ狩り」がありました。私の父が猟銃と罠の免許を持っていたので、実は学校からの依頼で事前に山に入ってウサギを準備し、ウサギ狩り当日の朝から山に放っていました。私は今年のウサギ狩りで収穫があるかどうかを前日までに知っていたので、個人的には早起きが大変な行事くらいの感覚でした。6年生の時は家の小屋にウサギがいませんでした。今年は収穫無しだと思っていたのですが、当日タヌキが捕れました。仕込み無しでしたので本当に驚きました。

 6年生の日本シリーズ巨人VS阪急は先生と一緒に教室で試合を観ました。なんとおおらかな時代。ダイエーホークス創設以前、パリーグのチームの試合中継は日本シリーズくらいでしか観ることがないので、基本は全員がジャイアンツ応援団。野球と言えば東京読売巨人軍でしたが、この時期のハンドベースボールでは、みんなが阪急ブレーブス山田久志投手のアンダースローを真似していました。

 田浦は野球・ソフトボールの盛んな土地柄です。夏休みには地区対抗のソフトボール大会も行われ、夕方は小学校の運動場に集まって練習をしていました。

 3月、いよいよ6年間の小学校生活も終わりです。卒業式の群読の始まりは「昭和53年3月23日、喜びのこの日(代表)、僕たち(男子)、私たちの(女子)、卒業式!(全員)」。私の担当は音がかっこいいので選んだ「寒風を吹き飛ばすように!」、次の友達が「空高く舞い上がった、凧あげ大会!」と続けます。我ながらよく覚えているなと思います。

 余談ですが、高学年の頃は恐ろしく高く飛ぶ三角形のゲイラカイトが大流行しました。凧あげも今ではほとんど見かけなくなった風景です。(H)