校長ブログ「秘密の部屋」

【平成のベストナイン】310426

 野村克也氏が、あるテレビ番組で『平成のベストナイン』を選んでいました。氏によると、『先発:ダルビッシュ有、抑え:佐々木主浩、キャッチャー:古田敦也、ファースト:落合博満、セカンド:辻発彦、サード:原辰徳、ショート:宮本慎也、レフト:松井秀喜、センター:柳田悠岐、ライト:イチロー』だそうです。

 秋山幸二選手は?伊東勉捕手は?と熊本県人が入っていないことに、異論を挟みたくなるのがこのような企画の楽しさです。ネットを見ると、『各県選手で選ぶベストナイン』などというHPもあり、こちらには両選手ばかりでなく懐かしい名前もたくさん載っていました。

 実は、野村氏はもう一人選んでいました。田浦中出身の『中継ぎ:遠山奨志』投手です。選出理由は、「ピッチャーらしい性格をしている。松井秀喜専属のストッパー。遠山は何が良いって言ったら度胸だけ良い。」99年のシーズンで13打席ノーヒットに抑え込まれた松井氏は「ヤンキース移籍後も打ち取られる夢を見た。」と語っているそうです。

 田浦中からは複数のプロ野球選手が誕生しています。創立からの野球部員数からするとものすごいことです。

 ずいぶん前のこと、立岡選手が中学生時代に野球部の監督だった緒方裕一先生に、「田浦中と他の中学校の野球部の違いは?」と聞いたところ、こう答えられました。「あやっどま、中3になったっちゃプロ野球選手になろごたるて言う。」先輩の活躍は、後輩に夢は手に届くところにあると教えてくれます。

野村氏の話には続きがありました。監督は?聞くまでもなく『野村克也』だそうです。(H)