学校生活

1泊2日で防災キャンプを実施しました

    鹿北中学校は、防災教育に力を入れている学校です。毎年の防災教室の実施、そして、3年に1回は宿泊を伴う防災教室を行っています。3年前には、文部科学省の委託事業として、8月(夏休み中)に3泊4日の防災教育キャンプを実施しました。この時には、共助、公助合わせて、200人以上の方々に参加していただきました。

 そして、今年度、3年に1回の宿泊を伴う防災教室の年を迎えました。今回は1泊2日の日程で実施します。日程は下記の通りです。自然災害、特に地震についてはいつ起こるのかわかりません。いつ、自分が被災するのかもわかりません。

しかし、鹿北中学校の生徒、教職員は、たとえ被災したとしても、地域の方々から守られる存在としてではなく、地域の方々を守ることができる存在になりたいと考えています。鹿北中学校が避難所となった時には、避難所運営を主体的に行えるようになりたいと考えています。そのための訓練をしっかりと行い、いざという時に力を発揮できるそんな一人一人をめざしています。

防災教室の目的

災害時に地域のリーダとなって活動する力を身につける。 

そのために、防災・減災への意識を高め、災害時の望ましい知識や態度を身につける。 

生徒会活動を活性化させ、地域との結びつきを強めていく。 

防災教室日程

9月20日(木)

13:00 山鹿市給水車による水の供給

14:00 オリエンテーション 開会式 ※執行部 

14:15 研修1【災害講話】※情報 

       ・「鹿北町の過去の災害から学ぶ」 講師:立山 憲介さん 

15:25 研修2【避難所ケース学習】※地区長 

       ・避難所に必要な機能や場所の配置 

16:35 研修3【バケツリレー】※体育 

       ・緊急消火活動 ※消防署の協力 

17:35 研修4【災害時の行動予測】※学級総務 

       ・各地区の災害想定、避難経路、避難場所

18:35 研修5【災害時の炊き出し訓練】※学級総務 

       ・ハイゼック米体験 ※山鹿あいの会協力 

19:25 夕食 ※各班ごとに ※地区長 

19:55 研修6【片付け】※体育 

       ・避難時の片付けを学ぶ 

20:25 研修7【ダンボールベッド設置】※情報 

21:25 研修8【避難訓練】※生活安全 

       ・夜間・停電時の避難訓練 

21:50 班長会 ※一日の反省と連絡事項 ※地区長 

 

9月2日(金)

6:00 起床 ※洗面・朝食準備・整理整頓 ※地区長 

 7:00 朝食 ※救援物資による朝食 ※体育 

          ※皿・スプーンは前日使用したもの 

  7:30 片付け ※地区長 

  7:50 研修9【避難所での健康維持】※学習図書 

       ・体ほぐし。ストレス軽減 

       ・講師:立山さん(社会福祉協議会)       

  8:15 研修10【救急救命法】※生活安全 

       ・AED・三角巾・心肺蘇生法・担架輸送 

  9:25 研修11【設備撤去・片付け】※すこやか環境 

       ・ダンボールベッド撤去 

       ・掃除割り振り 

10:15 研修12【まとめ】※学習図書 

       ・災害時の備え・普段の心がけ 講師:立山さん(社会福祉協議会) 

       ・防災作文を書く       

11:25 閉会式 ※執行部 

       生徒会代表あいさつ 

       作文発表 ※各学年代表 

前回の防災キャンプでの学び → 人と人とがつながること。顔が見える関係づくり

 あいさつ、声かけから防災教育が始まる。 

学校行事の中に防災教育はある。体育大会や文化祭など、地域の方々と顔見知りにな

ることが防災教育につながる。 

 防災教育は日常の中にある。日常的な積み重ねが顔が見える関係をつくっていく。 

 学校と地域がつながることが防災教育である。 

 防災教育は、だれがどこ住んでいるのかを知ることから始まる。