学校生活(ブログ)

期待・ワクワク 令和5年度 合志楓の森中学校 学習発表会

◎開会行事

  12日(日)、令和5年度の学習発表会を開催しました。一応、オンラインでのライブ中継はしましたが、今年度は、入場者の制限無く行いました。
 まず、開会行事を学習文化委員会を中心で進行しました。その後、オープニングで旧生徒会執行部の3年生が登場し、新役員との掛け合いがありました。なかなか和やかなスタートです。

 ◎1年生発表「もやい~水俣が教えてくれたこと~」

 1年生は7月に行った集団宿泊教室での学びをきっかけに、水俣病資料館の語り部をされている杉本肇さんから学んだ、当時の水俣のこと、自分の家族のこと、今の水俣のこと、未来を生きる私たちへのメッセージなどを、プレゼンや構成詩で発表しました。また、自分たちにとっての「もやい」を、大漁旗やハイヤ節で精一杯表現してくれ、本校1年生の「やる気」が伝わる発表でした。

◎2年生発表「語り継ごう 私のふるさと」

 2年生は二部構成で、第1部は、ハンセン病問題について、中 修一さんの講話をもとに学習を進めてきた内容を、プレゼンテーションにまとめ発表しました。また第2部は、修学旅行の事前学習として、沖縄戦を中心に戦争の悲惨さと平和の尊さ、命の大切さを学んできたことを構成詩にまとめ発表しました。2年生は大変プレゼン能力が高く、学んできた「正しい知識」が伝わる発表だったと思います。

◎3年生発表 構成劇「わたしの宝物」

 3年生は、合志楓の森中学校が開校して以来3年間、総合的な学習の時間に取り組んできた「ハンセン病問題」についての学び「KAEDE’S PRIDE PROJECT」の集大成を発表しました。ハンセン病歴史資料館の企画展「私のそばにあった宝物展」を見学したり、恵楓園自治会副会長の太田さんのDVDを見たり、2019年ハンセン病家族訴訟の証言集などを読んだりしながら考えてきた内容を、プレゼン、演劇、朗読、合唱という構成劇の形で発表しました。特に元患者さんの家族に焦点を当てた劇は圧巻で、社会からハンセン病への差別を無くすという強い「願い」が伝わってきました。今この時期でこんなにも込み上げてくるものがあるのですから、「卒業式は式辞をちゃんと言えるだろうか」と校長は心配になってきました。

◎合唱コンクール(別掲:ここをクリック

◎吹奏楽部発表「Let’s enjoy music!!」

 今年度も学習発表会の大取を吹奏楽部が務めてくれました。今年度は県吹奏楽コンクール銀賞の実力を発揮し、学習発表会を盛り上げられるよう3曲を披露し、会場を楽しい雰囲気に包んでくれました。特に3曲目のジャンボリミッキーは、みんなで楽しく踊って大変盛り上がりました。