学校生活(ブログ)

希望の鐘…みんなで歌う

 9月6日(金)、3年生は、飯開 輝久雄(はんがい きくお)様を講師に、ハンセン病問題に関する学習である「KAEDE'S  PRIDE  PROJECT」を実施しました。飯開 様は、人権バンド ゆう でも活動されています。

 

 菊池恵楓園に設置され、かつて治癒した入所者の方が社会復帰する際に鳴らされた「希望の鐘」は、1951年に設置されました。しかし、次第に老朽化し音が鳴らなくなり取り外されたということです。

 

 

 

 

 

 

 平成28年、1月当時の佐賀県知事の来園をきっかけに、「差別や偏見は二度と繰り返さない」という強い思いを込めて復元を申し出られ、もともと設置されていた塔の横に、鐘楼を設置し復元された鐘を設置されました。

 

 

 

 

 

 

 その話を知り合いの方から聞かれた飯開さんが「せっかくなら、このタイトルで歌をつくりたい」と一週間で作詞、作曲を手掛けられ、その後、自治会やボランティア等の方々と意見交換を重ねられて完成した曲であると熱く話されました。

 

 歌詞に込められた思いを丁寧に話された後に、3年生と「希望の鐘」を飯開様のギター伴奏で練習し合唱をしました。心が震える時間となりました。

 

 「この世でできた差別は、必ずこの世で解決する。様々な差別の問題は、少しずつだが前進している」

 「絶対に死んではいけない。命を大切にすこと。」とメッセージを送っていただきました。

 

 ご多用中にも関わらず、ご講演いただきました飯開様、反差別への熱い思いと歌声をありがとうございました。

 (文責 高田)